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Photoshopの階調の反転とは

イメージメニュー、色調補正にある階調の反転

 このページの一番上のイメージ、階調の反転 を実行したものです。

 今ではもう見ることのなくなったネガフィルムのような印象のある効果を得ることができますが、正確にはネガファイルム状態になっているようではありません。

 というのも、ネガフィルムをスキャンして階調の反転を実行するとカラーコントラストの弱い画像結果になるようです。

 それでは階調の反転って何が起きてるんでしょうか?

白黒で考える

 白い画像で階調の反転 を実行すると当然黒になります。

 白はRGB 8ビット 画像ではR255 G255 B255という値です。

 黒になるということはR0 G0 B0になるということです。

RGB分布図

 図で考えるとRGBすべてが右に振り切っている状態が、左の0に振り下がっている状態になるということです。

 それでは任意の色で考えてみます。

階調の反転色

 左が元の色、右が階調を反転した色です。

 スポイトツールで色の値を抽出してみます。

緑:R109 G171 B42

紫:R146 G84 B213

階調の反転分布

 中間128を境目にきれいにRGBの各値が反転した位置へ移動しています。

算数的に数値を反転する処理

 0-255ということは256レベルあるということで、その中間が128。

 なので、反転前と反転後の数値を足すと255になるはずです。

 この処理はわかりやすいです。

ネガフィルムでおきている現象はなに?

 ネガフィルムをスキャンして階調を反転しても画像はなんだか色が転んで見えます。

 Wikipediaにネガフィルム という項目がありました。

 でも読んでみても釈然としません。

 アナログの世界は今になってはなんだか神がかって見えてきます。

 ちなみにPhotoshopの階調の反転はCtrl +ICommand +I )で一撃です。

 I はInvertのIだと思います。

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