新田(父)が仲間とやっている鎌倉にあるお芋やさん、potatis(ポタティス) 。まぁやっていると言っても資本参加させてもらっていて、デザインの基盤を新田(父)が作って、ウェブサイトを担当しているというレベルです。
このサイト、以前はQode Bridge というテーマとWP Bakery というページビルダーで作成していました。
Qode Bridgeというテーマ
Qode Bridgeテーマの導入が、新田(父)とってウェブデザインのひらめきを与えてくれたものだったと記憶しています。世の中、レスポンシブデザインが当たり前になって、Flashが死に絶え、JSでアニメーションなどの演出を表現する。
もう一デザイナーには手に負えない状態です。会社のエンジニア頼むのもよいですけど、当時は別案件で手が空かない。
そんなときに見つけたのがMulti Purpose Theme(多目的テーマ)というキャッチコピーのついたテーマ、Qode Bridgeでした。正体はWP Bakeryが抱き合わせでついてくるWordPress用のテーマファイルで、テーマが専用の設定画面を持っていて、タイポグラフィの基本設定なども一元的に管理できるものでした。
少なくともレスポンシブに対する心配は一挙に解消されたのを覚えています。
ただ当時は完全なビジュアルエディターはなくて、カラムを設定>その中にテキスト、画像などのボックスを並べていって、そのボックスの中を別途編集する半ビジュアルエディターみたいなものでした。
他にもテーマにはLayer Slider 、Slider Revolution のバンドル版もついてくるという大判ぶるまい。今ではElementor もついてきます。まぁもともとElementor はフリーなんですけど、このQodeのもう一つの魅力がデザインされたテンプレートがダウンロードできるところにあって、テンプレートによって推奨プラグインが微妙に異なります。想像ですけど、Elementor で作られたテンプレートがあるんだと思います。
Qode Bridgeが厳しく感じてきた理由
万能選手なQode Bridgeですが、会社のエンジニアには非常に評判がわるく、まぁ彼にしたらただでさえWordPressなのに、こんな巨大なテーマがその上にのったら、効率が悪くて仕方がない、といった感じです。
事実Qode Bridgeは大量のユーザーには見えない文字列を出力して、お世辞にも軽い処理とはいえないことが裏で起きています。
もうひとつストレスだったのが、いろいろ設定が点在していることでした。ほとんどはQode OptionというWordPressの管理画面に追加されるメニューから行えますが、中にはページ単位で設定するものあったり、場合によっては設定が複雑になってしまうことがありました。
そんな重たい処理やら運用の煩雑さを問題視しはじめたころ、BridgeにバンドルされたElementor を試し、さらには専用のテーマHello があることを知り、そのクリーンさに思い知らされ、完全に Hello+Elementor でサイトを作りなすことになりました。
皮肉にもQode Bridgeをやめるきっかけの元がQode Bridgeの中にあったことになります。
ちょっとナゾに見える料金体系
Elementor はフリーとPROの2種類があって、PROは1年間のサブスクリプションによって使用することが可能です。
さらにPROは利用できるサイトの数で3コース用意されていて、1サイト49ドル 、3サイト99ドル 、そして一挙に1000サイト199 ドル!
気づけば新田(父)がPROをインストールしたサイトは22。。。あっという間に1000サイトコースになっていました。と、いうか値段の差を考えたら1000サイトコース一択です、特に仕事で使うとなると。
1年間のサブスクリプション方式というのも非常に良心的だと思います。
1年後はもっといい他のソリューションがあるかもしれないし。。。
でもElementor は、2020年9月の今はデザイナー向けに、非常にオススメのソリューションです。