三脚チョイス本当に大事です
三脚の重要性
三脚を使うシチュエーションって結構あります。
たとえばプロダクト写真を撮影するとき、画角を全く変えずに何枚も撮影してあとで部分的に合成レタッチができる。
セットありのモデル撮影をするとき、セットの画角を固定できる。
環境の悪い場所でシャッタースピードを上げられないとき、などなど、カメラを完全に固定することができる三脚という道具は非常に便利です。
なんか撮影するときのサブ的な道具と感じますけど、カメラ本体と同じくらい大事な道具です。
何回も失敗した三脚チョイス
筆者のカメラマンキャリアは40歳くらいからで、どこかに弟子入りしたわけではなく完全な独学でした。
独学なので失敗もたくさんしましたが、三脚チョイスも何回失敗したかわかりません。
近所のビックカメラへいって予算に合わせて購入するんだけど、結局現場で使い物にならない、使えても使いにくい。。。
何回もそんな失敗を繰り返しました。
脚部分と雲台
三脚は足の部分とカメラを載せる雲台に大きく分けて考えることができます。
安価な三脚になると雲台を外すことができないものもあったりしますが、最低でも脚と雲台が取り外せる三脚が良いです。
脚は設置を確かにする機能があり、雲台はカメラを固定する機能があります。
この二つの大事な仕事をキッチリやってくれる三脚が良い三脚ということになります。
脚
地面にガッチリ踏ん張る必要のある三脚の脚には高さを調節するという機能が求められます。何段階の伸び縮みするかがひとつの目安になりますが、センターポールの長さももうひとつのポイントになります。
スタジオ撮影なら巨大な三脚を持ち込めます。
巨大なものほど高さを得ることが可能になります。
雲台
写真と映像では求められる機能が異なります。写真はとにかくガッチリ止まってほしい、映像はパンがしやすいのがイイのでアームが欲しい。。。
使い分けないといけないです。
自分は写真がメインです。
写真の場合は好きなアングルにカメラを素早く調節できて素早く固定できる!
それだけが重要です。
たどり着いた結論
外ロケの仕事もあります、スタジオの仕事もあります。シチュエーションに従ってCanon 5D sR、Sony α、Hasselblad Xシステム、Hasselblad Hシステム を使いわけています。
つまり三脚をもって移動もあって、軽いカメラもあれば重たいカメラもある。
軽いカメラでも重たいレンズを付けることもある。
こんな条件を満たしてくれる三脚がGITZOのマウンテニアの脚とボール雲台でした。
脚:GITZOマウンテニア
カーボンファイバー製の脚は見た目より相当軽いです。雲台を外してしまえばコンパクトに軽量に持ち運びすることができ、ややこしい機構もないので何も考えずに使えます。
伸縮する脚の固定もガッチリ。
使用しているのは脚が4本で構成されている4型。
Hasselblad Hシステム を載せるとギリギリという感じですが、固定感は異次元です。ガッチリとまります。
雲台:ジッツオ センターボール雲台3型QD
この雲台がヤバイです。Hasselblad Hシステム 用に大きなサイズをチョイスしていますが、GITZOのボール雲台のガッチリ感は他のメーカーにはレベルです。
緩める、留めるの操作もノブをまわすだけ、しかもたくさんまわさない。
ちょっとで緩くなって、ちょっとでガッチリです。
Hasselblad Hシステム を載せるとギリギリという感じですが、固定感は異次元です。ガッチリとまります。
三脚チョイスのひとつの結論
このように超絶に快適なGITZOの三脚システムですが欠点もあります。
それはズバリ値段。
イタリア製だからか、なんなのか?
まず脚のGT1542ですが大体売値が11万。。。
雲台のGH3382QDは6万弱くらい。。。
でも、安い三脚で失敗することやGITZOで得られるシュアな品質を考えると安いとは思わないけど、正直納得してしまいます。
そう、もうひとつ高品質な要素がありました。
頑丈です。
前代のボール雲台は何年か使っていたら三脚との接続部分がカタカタし始めて引退してしまいましたが今の世代のものは非常に精密で頑丈な作りになっています。
このボール雲台新製品があるようです 。
4型になってさらに荷重が30㎏まで対応。
なんだか見たことのないロック機構もついているみたいです。
きっとフネをワンタッチで取り外しできる感じですね。