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ChatGPTとデザイナー、何ができる?

可能性しか感じない
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ChatGPTとデザイナー、何ができる?

ChatGPTとは

 ChatGPTOpenAI が開発した会話形のディープラーニングベースのチャットボットで、情報検索やコーディングの例なども提供してくれて、日本語も使うことが可能です。

 まだ試験段階ということで無料で利用することが可能です。

 最近ChatGPT Plusという有料サブスクライブコースも開始されました。

 ChatGPTの全体での使用量が高まると一時的に混んでいるので今は使えませんという旨のメッセージが表示され、利用できないことがありますが、Plusコースを購入することでいつでも利用することができるようになり、返答の速度も向上するようです。

 さらに新機能も優先的に利用できるようになります。

デザインの現場で活用するには?

 まずはデザイン案件があったとして基礎的なアドバイスを聞いてみました。

 北海道にある酒蔵からブランドロゴ提案の案件があったと過程しました。

 以下が筆者とChatGPTとのやりとりです。

 いきなり、かなり的確なアドバイスをしてきました。

 ただインパクトに欠けるというかひらめきがある感じではありません。

 それでも当たり前におさえておきたい項目としては相当ちゃんとしたことを言っている印象です。

 続いて、質問してみました。

 かなり頭の硬いプランナーと会話している感じになってきましたが、ただしいけど面白さには欠ける感じです。

 真面目なやつです、ChatGPT。

グラフィックソフトのスクリプト系

Adobe Illustrator

 まずは結果をお見せします。

 ランダムな水玉模様を描くスクリプトをお願いしてみました。

 でも、この結果を得るためにはそこそこの道のりがありました。

ランダムなサイズの水玉模様がお互い重ならないようにA4いっぱいに描画されるAdobe Illustratorのスクリプトを生成してください

 という問いで作成されたスクリプトは以下の通り

									var doc = app.activeDocument;var width = doc.width;var height = doc.height;var maxSize = 50;var minSize = 20;for (var i = 0; i < 500; i++) {var size = Math.random() * (maxSize - minSize) + minSize;var x = Math.random() * (width - size);var y = Math.random() * (height - size);var circle = doc.pathItems.ellipse(y + size / 2, x + size / 2, size / 2, size / 2);circle.fillColor = new CMYKColor();circle.fillColor.cyan = Math.random() * 100;circle.fillColor.magenta = Math.random() * 100;circle.fillColor.yellow = Math.random() * 100;circle.fillColor.black = 0;}
				
			

 結果は以下のような感じ。

 正直、この時点で“おおっ”という感じではあるものの、イメージはもう少し大きかったり、ちいさかったりの青いまる。

 会話を積み重ねていって、修正をしていたスクリプトが以下のものです。

var doc = app.activeDocument;var width = doc.width;var height = doc.height;var maxSize = 180;var minSize = 20;var sizeStep = (maxSize - minSize) / 9;var circles = [];for (var i = 0; i < 500; i++) {var size = minSize + sizeStep * Math.floor(Math.random() * 10);var x = Math.random() * (width - size);var y = Math.random() * (height - size);var intersect = false;for (var j = 0; j < circles.length; j++) {var distance = Math.sqrt(Math.pow(x - circles[j].x, 2) + Math.pow(y - circles[j].y, 2));if (distance < size / 2 + circles[j].size / 2) {intersect = true;break;}}if (!intersect) {var circle = doc.pathItems.ellipse(y + size / 2, x + size / 2, size / 2, size / 2);circle.fillColor = new CMYKColor();circle.fillColor.cyan = Math.random() * 50 + 50;circle.fillColor.magenta = Math.random() * 50;circle.fillColor.yellow = Math.random() * 50;circle.fillColor.black = 0;circle.stroked = false;circles.push({x: x + size / 2,y: y + size / 2,size: size});}}

 丸の塗り指定を青系にしてほしい、丸の大きさのバリエーションを増やしてほしい、丸と丸は重ならないように描画したい、などの要望繰り返して修正されていきました。

 上のスクリプト、コピペして拡張子を.jsで保存してIllustratorのファイルメニューにあるスクリプトから実行してみてください。

 ちゃんと水玉が描画されます。

 ちょっとおもしろかったのが、何回か修正をお願いしていると日本語が崩壊したところ。

chatgpt broken japanese

 申し訳ございます。って。

 新しい。。。

Photoshopのスクリプトは?

 ここでは細かく説明しませんが、やはり生成してくれました。

 ただしパラメータなのか、ステートメントなのかわかりませんが、日<>英の問題なのか部分的にPhotoshop側が理解できないスクリプトが生成されることが多い印象でした。

AfterEffectsのアクションスクリプト

 AfterEffectsのアクションスクリプトも相当なレベルで生成することができるようです。

 追って詳細をレポートしたいと思います。

ウェブ関連では?

スタイルシート

 ためしにハイフネーションの制御でChatGPTに相談に乗ってもらいました。

 会話のはじめの頃は、なんだか話が噛合いません。

 なんだかChatGPTさんハイフネーションそのものの意味の理解に齟齬があるようです。

 改めてハイフネーションという言葉の定義を共有して改めて聞いてみると、ハイフネーションはCSSで制御できないと言います。

 以下はその会話の一部始終です。

chat gptハイフネーション

 なんとChatGPTさんはあっさり、私が間違ってましたと返答してきました。

 頼りないと見るか、正直で今後に期待すると見るか、なんか人間くさいこのやりとりに筆者はフォーリンラブな感じです。

 あくまでディープラーニング、現時点でのシステムからの解は間違っていることもあるので注意して付き合ってねという重要なメッセージと受け止めました。

 試しに筆者が記述したスタイルシートを添削してもらいましたが、それはもう的確な返答が返ってきました。

PHPでは?

 ここではWordpressで投稿総数をショートコードで表示する方法を聞いてみました。

 これはもう即答状態でした。

total post chatgpt

 たったこれだけ、ドンピシャでした。

 言われた通りにしてみたら、言われた通り投稿総数をショートコードで表示することができました。

ChatGPTに対するいちデザイナーの現在の結論

 便利この上ないと思いました。

 筆者の土壌は写植時代からのグラフィックデザイン。

 齢56、正直割り切れる値だけでデザインを視覚化することに違和感を感じます。

 もっと割り切れない数値の中に美しさがある気がして、ウェブという媒体では本当の美しさが具現化できないというのが実感です。

 でも、実はグラフィックデザインという分野はそもそもわかりやすい値の塊ではないかと思うこともしばしばです。

 それならばわかりやすい値で構成された、つまり数式で表現できるビジュアルで十分なので、AIだか深層学習だか最近のテクノロジーでインスタントに作られた視覚的表現でも市場的には十分なものが作れるのでは思い始めました。

 それはChatGPTと会話を重ねる中で出来上がるなにかの表現は、人々へメッセージ送るために効率上げることができるなにかを簡単に作ることができるということを意味しています。

 いままで長時間かけていたことが短時間で実現できることが数多くあるということです。

 ChatGPTには可能性しか感じません。

 微妙な人間くささもChatGPTの魅力的なところです。

 今後のChatGPTの進化に注目です!

Minoru Nitta
Minoru Nitta
グラフィックデザイナー・フォトグラファー
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