以前にフリークエンシーセパレーションというテクニック を使ったお肌の整え方を掲載しましたが、Camera Rawでも簡単に肌の調子をキレイにすることができます。サンプルが自分のきたない顔で恐縮ですが、この方法きたない肌ほど差がよくわかるんです。
ちなみに最近ではニューラルフィルター の中にも肌を直すフィルターが実装されましたが、顔を自動認識して顔だけにフィルターが実行されるので、この画像のように肩が出ていたりするとあまり役に立ちません。
こんな時に便利
株式会社ジェットセット では新世代ボディコンテストSuper Body Contest のクリエイティブを全面的にやらさせていただいてます。合わせて出場者のポートレイトも担当していて多いときは50人ほどのポートレイトを撮影します。一人1カットというわけにはいかないので、一日で結局1000枚くらい撮影するときもあります。
問題は撮影した写真の現像。実は一枚一枚レタッチするんですが、大方バッチ処理でベースを仕上げておかないともう時間がいくらあっても足りません。
肌の露出が多くて全体的に肌をスムーズな調子に整えたい、そして写真が大量にある。そんなときにこのテクニックが便利です。
使うのはCamera Raw


喉元、首あたりかなり年齢を感じますし、肩なんて日焼けでボロボロです。脂でリフレクションがキツイのもおっさんくささを加速させています。まぁ現実なんでよいんですが、全体の印象としてはごつごつしてます。
PhotoshopのフィルターメニューからCamera Rawを選択します。
基本設定の項目の中テクスチャと明瞭度を半分くらいまで下げちゃいます。
テクスチャとはきっと読んで字のごとし、素材感だと思いますがその素材感を鈍くなる方向へ振るということですね。で明瞭度も然りでハッキリさをなくしていく方向にします。


うーん、キショイ。でも肌はキレイになりました。たまたまこの写真の背景が真っ赤だったりしてその成分が写りこんで肌がヘンに赤いんでしょうが、肌は間違いなくキレイになっています。
アクションに保存しておけば一度にたくさんの写真に対して実行することも可能になります。



