AfterEffects 23.2にアップデート
AfterEffects v23.2へ
バージョンが23.2に更新されスプラッシュ画面も刷新されたAfterEffects、大きくはOpenColorIO(OCIO) への対応とされています。
筆者はこのOpenColorIOという仕組みよく知りませんでしたが、カラーマネージメントのソリューションのひとつとして制定されたもので、Academy Color Encoding System を使ったワークフローをAfterEffeccts内部で実現するものとされています。
映画など長尺で様々なフッテージを織り交ぜて編集する際に基本的な色調を統一するための仕組みの一つだと思いますが、映画関連の人たちに馴染みのあるシステムのようです。
筆者はまったく知りませんでした。
修正項目
2023 年 2 月リリース(バージョン 23.2)で修正されたバグ
以下はAdobeのリリースノート からの転載です。
- テキストレイヤーで漢字を使用すると、Windows で After Effects がクラッシュする問題を修正しました。
- Cinema 4D がインストールされていない場合に、ユーザーが新しい C4D レイヤーを作成できる問題を修正しました。
- メディア置換コントロールとトラックマットを使用してプロジェクトを保存すると、エラーが発生する問題を修正しました。
- モーダルダイアログの表示後に After Effects がハングする問題を修正しました。
- After Effects プロジェクトを閉じる際に遅延が発生する問題を修正しました。
- ハードウェアアクセラレーションが有効な状態でシミュレート出力プロファイルを有効にすると、After Effects がクラッシュする問題を修正しました。
- メディアファイルのプロジェクトへの読み込みが継続中な場合にキャンセルできない問題を修正しました。
- アイドル時にフレームをキャッシュするがアクティブなときに CAF 処理が遅くなったり、中断されたりする問題を修正しました。
- アルファ/ルミナンス/反転アイコンをクリックしてドラッグしても、複数のレイヤーの設定が変更されない場合の選択可能なトラックマットの問題を修正しました。
- AErender がインターレースレンダリング設定で進行状況を表示できない問題を修正しました。
最近AfterEffectsを使う機会が減っていたので、よく把握していませんでしたが結構深刻な問題が解消されているようです。
バリアブルフォント
筆者が使ってみて気づいたことになりますが、AfterEffects v23.1ではインストールしたバリアブルフォントは完全に無視されてフォント名すら表示されませんでした。
すべてのバリアブルフォントで確認したわけではありませんが、AfterEffects v23.2ではフォント名が表示され複数のスタイルが表示されるバリアブルフォントがあるようです。
たとえばAcuminは表示されませんがPodiumというバリアブルフォントは表示されました。
異なったスタイルはバリアブルの値ではなく固まったスタイル名で表示されています。
-
AfterEffects 23.2にアップデートの関連リンク