ぼかしのエッジが切れてしまうときは
2系統あるIllustratorの効果
Illustratorの効果メニューにはIllustrator効果とPhotoshop効果の2種類が用意されています。
今回のぼかし問題はIPhotoshop効果のぼかし>ぼかしで直面するかもしれない現象で、シェイプオブジェクトにぼかしを実行すると見えない境界線で断ち切られたようになっていまうものです。
Illustrator効果>スタイライズ>ぼかしはぼかし具合を実寸で入力し、オブジェクトの内側に向かってボケていきますが、Photoshop効果のぼかしでは境界線から内外均等にぼけていくという特性も今回の問題につながる要因です。
ドキュメントのラスタライズ効果設定
効果メニューの上のほうにあるドキュメントのラスタライズ効果設定(E) メニューを開くと以下のような設定パネルが表示されます。
Photoshop効果はピクセルに対して適用するものですが、Illustratorでは実寸スケールが基本になっています。
ピクセルベースの効果が利用できるPhotoshop効果では実寸ベクターデータを一回内部でラスタライズする必要があり、そのラスタライズのルールを指定するのがこの ドキュメントのラスタライズ効果設定(E) です。
このパネルの中にあるオプション>オブジェクトの周囲に___追加 という部分がポイントです。
これは適用したエフェクトに対してオリジナルのオブジェクトの周りにエフェクト結果適用のために余白を追加する機能です。
ちなみに筆者はぼかし以外で余白が足りなくなったことはありません。
つまりそこまで頻繁にこの問題に直面しないので、意外にこの機能は知られていないかも。。。
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