Elementor AIという新兵器
Elementor AI前触れもなく登場!
Elementor 3.13.xよりElementor AIが実装されました。
ウィジェットにキラリと光る感じのアイコンがある部分は、もれなくElementor AIを呼び出すことが可能です。
昨今何かと話題な生成系AI、chatGPTなどが有名ですが、このようなAI機能をページビルダーElementorの編集画面内で利用できるようになりました。
Elementor AIを利用するにはElementor 3.13.0以上のElementorをインストールして、使用条件に同意する必要があります。
Elementor AIを呼び出すと
専用の画面が表示されます。
Elementor AIを使うと、プロンプトによるテキストの生成(25カ国語)、文章のスタイルを変更・生成(英語)、翻訳(25カ国語)をElementorの編集画面内で行うことが可能です。
テキスト生成
正直、まだまだ微妙だと思います。
生成された文章をそのまま使うことはまだないと思いますが、 ただブログサイトなどで記事のネタにこまったときはなにかの発火点にはなるんではないかと想像します。
文章スタイル変更
日本語の文章に対して適用すると英語に翻訳されてしまいます。あくまで英語という言語内での文章スタイルが定義されているためだと思われます。
このあたりは上流のAIアルゴリズム次第で進化と度合いが変化していくと想像できます。
翻訳
これが地味に便利です。
翻訳をしていてどうしてもよくわからないときや、知らない単語が出没したときなど、編集画面でイランインでまるっと翻訳できてしまうのは非常に便利です。
アラビア語、中国語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、英語、フィンランド語、フランス語、ドイツ語、ギリシャ語、ヘブライ語、ハンガリー語、インドネシア語、イタリア語、日本語、ハングル、ペルシャ語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、スウェーデン語、タイ語、トルコ語、ベトナム語
の25言語間で翻訳が可能になっています。
CSSの生成
便利だとは思いますが、そもそもCSSは理解しているけど記述に自信がないというユーザー向けです。
すべてのウィジェットの高度な設定>カスタムCSSで利用することができます。
Upgradeボタン?
Elementor AIのパネルの右上にはUpgradeボタンがあって、クリックすると支払いページに遷移します。
気になったのでFacebookにある公式コミュニティに質問してみたところ、Elementor AIは将来的に文字制限などが用意され有料化する予定があり、今はベータ扱いですべてを無料開放しているということでした。
将来的な展望という観点では画像系のウィジェットにもAIボタンが実装されていて、マウスのポインタを合わせるとComing soonと表示されます。
画像をその場で生成できるようになるのもかなり未来感がありますが、文章も画像も気になるのは著作のあり処です。
生成されたコンテンツは誰のもの?
個人のブログならまだしも、利益を生む企業ページなどにこのような深層学習からの結果を利用するというのは少し抵抗があるというか、厳密に考えるとやってはいけないことに感じます。
生成系は結局そのへんがネックになってくるのは明白です。
自論としてはウェブに掲載した時点で著作権は放棄するべきという考え方を持っていますが、それはあくまで筆者の考え方で人によっては異なった意見を持っているのは当たり前のことです。
そのような観点で考えると深層学習には著作権をクリアした素材しか使わないAdobe Fireflyに注目です。
今後は様々なAIエンジンを様々なプラットホームで使えるようになると良い感じです。
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