ここ数年、ウェブデザイン案件のほとんどをWordpressで作成していますが、それはウェブというメディアがいままでの既存メディアである書籍や雑誌がもっている情報構造に非常に親和性が高く、さらに進んだ情報の活用の仕方が可能だからというのは明白です。
Wordpress自体はシンプルなブログシステムですが、サイトのデザインや付加機能を制御するテーマというファイル群を外観としてインストールし、さらにはプラグインによって様々な機能を追加していくことが可能です。
デザイン会社としては、ウェブ制作環境においてデザインの自由度が最優先になりますが、ここ数年はQode Bridge というテーマとそのテーマに付属するWP Bakery Visual Composer というセットで、ウェブサイトを作ることがほとんどでした。
この組み合わせを使うと、サイト全体のデザインをコーディングすることなく数値設定することなどで作業を簡易化することが可能で、各ページをレゴを組み立てるように作成していくことができます。
実はこのサイトcrftもこのセットでできています。
WP Bakery Visual Composerはひとつの機能をブロックにみたてて、コラム分けした編集画面にそれを並べていきます。
Elementor も同じ考え方ですが、最終的なページのイメージを見ながら編集が可能で、いちいち表示を確認する必要がないのが大きな利点です。
さらにPRO版にアップグレードすることで、テーマまでをオーバーライドすることが可能で、一括したデザイン設定を効率よく行うことが可能です。
効率のよいウェブデザイン制作のワークフローを考えると、完全にElementor に軍配が上がります。
まったくもって下克上のインターネットの世界なので、あくまでも、いまのところですけど。。。