Hasselblad X1D II
Hasselblad X1D II
中判ミラーレスというニッチな市場に、ひっそりと存在するHasselblad X1D。昨今の軽快で多機能カメラとはちょっと違うアプローチで、あくまで中判カメラの魅力を引き出そうという気概丸出しなカメラです。
購入したは良いんですけど、コロナ禍で使う機会がなかなかありませんでしたが最近クライアントのウェブショップの写真が必要になって数時間使う機会がありました。
センサー部分は一般的に35mmフルサイズと呼ばれるカメラのものより大きく43.8×32.9 mmで、撮影した画像は8272 × 6200ピクセルの5000万画素になります。
AFポイント35点、日本勢にある瞳フォーカスとかそういったものは一切ありません。
もう一声欲しい電子ファインダー
電子ファインダーは前モデルから比べて進化したものの、やはりもう一声欲しい感じです。
背面のスクリーンでも老眼の筆者ではちょっと判断がしずらいというのが正直なところです。
気になる発熱
1時間くらい撮影を続けていましたが、 もう異常なほど熱くなります。本当に休憩を入れるレベルで熱くなります。
記憶が定かではありませんが、Youtubeで海外のレビュアーも似たようなことを言っていたと思いますが、本当に心配になるレベルです。
カット数も大したことはありませんでした。100枚あるかないかくらい。
Phocus 2の使い勝手
Wifiで直接iPad Proと接続して、インストールしたPhocus 2というアプリで撮影内容を確認することが可能です。
非常に良いんですけど、カメラ側の画像再生機能はキャンセルされてしまうので、今度は手元で撮影結果を確認することができません。
これ両方できるとよいんですけど。。。
メモリカードが不安定になった
SonyのTough SDカード128GB を使っていました。シャッターを切った直後、Memory Card Too Slow的なメッセージが。。。
Toughは300MB/sの高性能のカードで、しかも先日メーカーのリコールで新品にしたばかり。。。
ナゾです。
シュアなボディの仕上がり
ボディの仕上がりは日本製のいかなるカメラにもない完成度で非常に満足のいくものでした。
緻密さというか部品ひとつひとつの精度、ボタン類の配置やデザインなど今現在最高といえるカメラだと思います。
やはりHasselbladのしっとりとした仕上がりは他にはない存在感です。
結論
なんだかネガな部分も少しあるHasselblad X1D IIですが、良いカメラであるということには間違いありません。
中判にしては手の届きそうな値段だし、その上がりは間違いないことにはかわりありません。
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