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Hasselblad 907X 50C

まさしくポルシェ356と911のそれ!
Minoru Nitta
Minoru Nitta
グラフィックデザイナー・フォトグラファー
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Hasselblad 907X 50C

Hasselbladというブランド

 古くから高品質なスウェーデン製の中判カメラとして広く認識されているブランドで、アメリカのアポロ計画のときに月に持って行ったカメラといえばピンとくるかもしれません。

 フィルムの時代はポートレイトでも広く使われていて、有名なミュージシャンのポートレイトなども多くハッセルブラッドのカメラで撮影されていたと思います。

 特徴的なのはファインダー部分。

 カメラの上面にすりガラスがあって、そのガラス部分に投影される像を目安に撮影するためカメラをおなかあたりに構える独特のスタイル。

 さらにはシャッター機構がレンズの中にあってストロボがシャッタースピード全領域で使うことが可能です。

デジカメ時代のHasselblad

 デジカメの時代になるとHシリーズという新しいモデルラインがうまれ、今ではシリーズ6代目のH6Dとなり、1億画素、1枚シャッターを切ると、Rawデータで230MB前後のデータ、価格は400万程度と何もかもモンスターなカメラになっています。

Hasselblad H6D-100C

 近年ドローンやジンバルで有名なDJIに買収されたことも話題になりました。

 DJIのドローンにはHasselbladのロゴマークの付いたカメラを搭載したものもリリースされています。

クラシカルなスタイルの907X 50C

 ぱっと見てすぐ気づくのが、ファインダーの無いことです!

 たしかに構成をよく考える必要ないかもしれません。

 でも相当思い切ったと思います。

 907X 50Cとは実はセンサー部分とボディ部分セットの名称で、センサー部分はCFV II 50C、ボディ部分は907Xという別々の名称がついているようです。

 VシステムのユーザーはCFV IIのみを装着することもできて、最新のXCDレンズシリーズも使いたい場合は907Xボディを購入する必要があるといったイメージです。

レンズ

 XCDシリーズレンズはハッセルブラッドX1Dという中判ミラーレスカメラ専用のレンズシリーズです。

 CFV IIの仕様はスペック表を見る限りそのX1D全く同じで、改めてメーカーに確認したところ、やはりまったく同じということでした。

 撮影スタイルで機種を選ぶといったことのようです。さらに907X 50Cにはストロボ用のシューが存在しません。ストロボは昔ながらのシンクロケーブルで使うことになります。あくまでオールドスクールでいこうという感じです。

持った感じ

 質感は本当に上質です。もうぱっと見て、ああ高いカメラだ!という感じ。

 それは基本哲学を全く変えないポルシェ911のようで、細かい部分に先代へのオマージュがあり、それを現代用に機能を盛り込んでいる感覚は、まさしくポルシェ356と911の関係!

 さらにプレビューが表示される液晶パネルはチルトするので、ハッセル特有のウエストファインダーの撮影スタイルも可能です!

 最新のポルシェ911には現代の機能が満載されているように、907X 50Cもオートフォーカスやデジタルカメラ然とした機能が当たり前のように搭載されています。

 デジタルカメラが乱立している中、これは本当に大人なチョイスだと思います。

 907Xシリーズの詳細はPRONEWSさまで詳しい記事を書かせていただきました。

続きは

[OnGoing Re:View]Vol.101 907Xシリーズにレギュラーモデルのハッセルブラッド「907X CFV II 50C」登場

でどーぞ!