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カメラレンズの焦点距離

 グラフィックデザイナーもレンズの焦点距離の意味を知っておくと便利です。14mmとか200mmとか書いてある、アレです。シチュエーションと目的によってカメラマンはレンズを付け替えます。さて、どんな条件で使い分けているのでしょうか?

数値が小さいほど広角に撮影できる

 広角が撮影できるということは、例えばモデル一人を外で撮影、カメラマンとモデルの距離が一定だとすると

  • 焦点距離値が小さいほどモデルは小さく映る
  • 焦点距離値が小さいほど背景がたくさん入ってくる

 焦点距離値はレンズの焦点位置とセンサーとの関係で図のように、センサーから見える画角が変化します。ズームレンズは焦点位置とセンサーの位置を変化できるレンズであるということがわかると思います。

 ちなみにカメラマンはズームしない単焦点レンズを好んで使用します。新田自身もできるだけ単焦点レンズで撮影しますが、理由はひとつ、ズーム機構がない分精度が高くないわけがなく、引き締まった撮影結果が得られるからです。

焦点距離で変わるのは画角だけではない

 意外に意識しているクリエイターが少ないのが、焦点距離で変化する被写体の映り方です。

 例えば顔を撮影すると、焦点距離が短いほど顔の両脇が隠れていきます。

 逆に焦点距離が長いほど両脇が見えてきて、耳がよくみえるようになってきます。

14mm
50mm
200mm

 焦点距離が短いほど鼻が大きく見えると思います。

 14mmと200mmでは別人に見えます。またボケは焦点距離が長いほど、ピントのあっていないところのボケが大きくなっていきます。

 背景が大きくボケている写真を意図的に撮影したいときは長めのレンズを使えば、再現しやすいということになります。

 このように、シチュエーションや目的に従ってカメラマンは様々なレンズの組み合わせ、各種設定をきめていきます。

 グラフィックデザイナーもある程度このような知識を持っていれば、より良い結果を得られると思います!

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