Adobe Fontsに日本語書体追加な模様!

知らない間に500書体以上ある!
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Minoru Nitta
Minoru Nitta
グラフィックデザイナー・フォトグラファー
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Adobe Fontsに日本語書体追加な模様!

Adobe Fontsに追加された日本語書体

 AdobeブログでAdobe Fontsへの日本語書体追加の告知がありました。

 少し前にモリサワが大きくAdobe Fontsからの削除がありました。Adobeジャパンさんの努力は続くわけで、今回大きく多数の書体が追加されたわけです。

写植を知っていると。。。

 自分がグラフィックデザインを始めた頃はDTPという言葉がありませんでした。コンピューターでデザインを始めたのは自分のキャリアでは2年生のころ。

 当時勤めていた会社の社長は新しいものに貪欲で、実は入社のときにMacintoshはあったものの、世の中がまだ実用レベルになっていませんでした。

 なので事務所では図形などはコンピューターで作成していたものの、それすら紙焼き機というバカでかくて酸っぱい匂いのする機械で印画紙に焼き付けている時代でした。

 その頃の文字出力の主体は写植という技術。

 コピーライターからワープロで打たれたコピーがFAXで流れてきて、文字数をカウントしたあと、然るべき文字サイズ、書体などをデザイナーが決めて写植やさんに発注していました。

 そのときの書体供給の主体が写研さん、モリサワさんでした。書体供給といってもガラス板ですけど。。。

 でも、写植職人さんたちの超絶な技を知っていると、今の時代の一辺倒な文字詰め、妙に空いたり詰まったりしている文字組み、パワポみたいな見た目に慣らせている現代の文字に対する意識を見ているとがっかりする限りです。。。

写研のほうがかっこよく見えた

 今回の主題とはあまり関係ありませんが、今ではハイエンドフォントとして名の通っているモリサワさんより、当時は写研さんのほうが孤高に見えました。

 と、いうか今でもそう思います。

 特に自分が大好きで絶対この領域に達するデザイナーにはなれないと思った書体がゴナという書体です。ナール石井明朝も未だに孤高の存在です。

 残念ながらいずれもデジタルフォントにはなっていないと思います。

Adobe Fontsという実用性

 写植とか版下とか紙焼きとかはもう遠い過去の話です。今のメディアの主体はスクリーンであって紙ではありません。

 求められるのはスピード。

 そう、所詮は情報伝達のための技術であるデザイン、実は見た目の美しさは二の次であったりするわけです。

 デザインの一番のミッションは情報を正確に迅速に伝えること。

 紙が廃れた今ではスクリーンで効率よく伝えるのがデザイナーの仕事です。

 そんな今を考えると500を超える日本語書体を自由に選択できるAdobe Fontsは他にはない非常に柔軟なサービスと思います。

新たに追加されたフォント

白舟書体

 元々印章をビジネスとした企業のようで和風の書体がメインのようです。Adobeブログでは9書体。

 Webフォントも公開されています。見出しに良さそうです!

MoolongType

 MoolongTypeからは1書体で普通のフォントとカラーフォントの2種類。ひらがなとカタカナと欧文のセットでポップ系です。

FONT1000

 すでに大量のフォントを提供しているFONT1000さんですが、今回も新たに追加された模様です。

 FONT1000はかなりアバンギャルドなデザインの書体が多く、自由な発想で非常に楽しい書体が多いです。

 92書体がAdobe Fontsで公開されています。

手書き屋本舗

 まさしく手書き文字シリーズを扱っているフォントベンダーです。14書体が公開されています。

手書きや本舗

Adobe Fontsで使える書体の一覧がPDFファイルで閲覧できる!

 あれやこれやあった日本のデザイン界での文字事情、結局はデジタル化されたわけですけど、結局統括しているのは実情Adobeさん。

 そのAdobeさんが提供するAdobe Fontsという環境ですでに500以上の日本語書体が使えるようになりました。

 そしてその全書体をpdfで確認できるようになっています。

 バンザイ!Adobe FontsとAdobeブログ!