日本語オープンソースフォント
無料で使えるオープンソースフォント
ArtCraftの登場でAdobe脱却を考え始めているユーザーもちらほら。
でも、ArtCraftにはAdobe Fontsはありません。
それであれば無料で使えるオープンソースフォントはどうだろうか?というのがこの記事の主旨です。
オープンソースフォントといえばGoogle Fontです。
フォントタイプ別にイケてる日本語Google FontフォントをCrftなりに選んでみました。
書体説明の中にある作者名はGoogle Geminiを利用して調べたものです。
ゴシック体
現代では基本中の基本のゴシック体、見出しでも本文でも絶対に必要になるスタイルです。
Googleフォントには2つのバリアブルフォントが公開されています。
デザインの未来を拓く、美しい文字組。
あいうえお・アイウエオ・漢字の調和 / ABCDEFG 0123456789
アドビのプリンシパルデザイナーである 西塚涼子(にしづか りょうこ)氏 が中心になって作られた間違いないゴシック体です。 その昔、中ゴシックBBBという書体がありました。DTP黎明期ではそれしかないので迷うことなく一択で使っていた書体です。 それでも、本文に関しては美しく使えていたので、とにかく使っていたのを覚えています。 Noto Sans JPはそんな安定した本文で使える間違えなのないゴシック体に見えます。 ちなみにNoto SansとSource Han Sans(源ノ角ゴシック)は同一書体らしいです。
デザインの未来を拓く、美しい文字組。
あいうえお・アイウエオ・漢字の調和 / ABCDEFG 0123456789
森下浩司(Coji Morishita)氏が主導するオープンソースフォント開発プロジェクト 「M+ FONTS」から生まれたゴシック体。「M+ FONTS」は、2002年に森下氏がたった一人で開発をスタートしたらしいです。狂気です。「M」は森下氏の頭文字(Morishita)、設計思想である「Modern(現代的)」「Minimal(最小限・無駄のない)」といった意味があるそうで、PLUSは誰でも自由に機能や文字を継ぎ足し、拡張していけるようにという意味があるそうです。 新ゴを思わせる見た目でさらにバリアブル、最強だと思います。写植を知っている筆者にとってはゴナさえ思い出します。 ゴナは写植時代に今までのゴシック体の考えを刷新してしまった革新的なゴシック体です。
デザインの未来を拓く、美しい文字組。
あいうえお・アイウエオ・漢字の調和 / ABCDEFG 0123456789
新ゴ系の進化系というか現代版という印象を持ったオールマイティーな書体です。Noto SansとM Plus 1の中間を行くようなとても使いやすいゴシック体です。
デザインの未来を拓く、美しい文字組。
あいうえお・アイウエオ・漢字の調和 / ABCDEFG 0123456789
誤認を防ぐためにこうなったらしいですけど、デザイン的には全体的バランスがイマイチに見えて仕方ありませんが、文字内容によっては十分使えます。UDPはユニバーサルデザイン・プロポーシャナルの略で年齢層に依存しない視認性の良さと文字によって字幅が最適化されているという意味があるそうです。
デザインの未来を拓く、美しい文字組。
あいうえお・アイウエオ・漢字の調和 / ABCDEFG 0123456789
筆者はかなり好きです、特に和文と欧文の併用時。
あまり知られていない書体かもしれませんが、非常にバランスの良いゴシック体だと思います。8ウェイトも公開されているというのもスルーできないポイントです。
明朝体
明朝体はゴシック体と同じくらいに基本になるスタイルです。
デザインの未来を拓く、美しい文字組。
あいうえお・アイウエオ・漢字の調和 / ABCDEFG 0123456789
アドビのプリンシパルデザイナーである 西塚涼子(にしづか りょうこ)氏 が中心になって作られた 貴重な明朝体のバリアブルフォント!無料で使えてこのクオリティ、インストールしない手はありません。
デザインの未来を拓く、美しい文字組。
あいうえお・アイウエオ・漢字の調和 / ABCDEFG 0123456789
間違いないモリサワクオリティではあるものの、2ウェイトのみの公開というところが残念です。
デザインの未来を拓く、美しい文字組。
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フォント開発者の林隆男氏(FONTDAS)が、「長文を心ゆくまで心地よく読ませる」ことを目指した、繊細な明朝体。本文でも見出しでも使いやすい書体です。
デザインの未来を拓く、美しい文字組。
あいうえお・アイウエオ・漢字の調和 / ABCDEFG 0123456789
タイプデザイナーの井上昭夫 氏が手がけた名作「解星(かいせい)」シリーズをベースに、Google Fonts向けにデジタルフォントとして整備・寄贈されました。すこしレトロな装飾まとった明朝体。使うシチュエーションを選ぶかもしれません。
デザインの未来を拓く、美しい文字組。
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タイプデザイナーのさとうみのり 氏が制作し、Google Fontsにオープンソース(SIL OFL)として提供されています。手書きのような人肌を感じる明朝体です。
丸コシック体
角ゴシックほど固い印象は嫌なんだけど、やさしいモダンな印象を与えたい場合などに便利な丸ゴシック。
デザインの未来を拓く、美しい文字組。
あいうえお・アイウエオ・漢字の調和 / ABCDEFG 0123456789
「ヒラギノ」の骨格を手がけた伝説的タイプデザイナー・大平善道(おおひら よしみち)氏が制作した、オープンソース丸ゴシック です。大平氏が独立後に長年をかけて磨き上げた個人コレクション「禅(Zen)フォントシリーズ」が、Google Fontsへオープンソース(SIL OFL)として寄贈・公開されたことで、この最高峰の丸ゴシックが完全無料で誰でもWebフォントや商用デザインに使えるようになりました。神です。
デザインの未来を拓く、美しい文字組。
あいうえお・アイウエオ・漢字の調和 / ABCDEFG 0123456789
角ゴシックのM PLUSからから派生・発展して生まれた丸ゴシック体。ベースのM PLUSがオープンソースだったことから、有志が様々なプロジェクトをはじめ、その中でもこの丸ゴシック版が大人気を博したという流れのようです。
デザインの未来を拓く、美しい文字組。
あいうえお・アイウエオ・漢字の調和 / ABCDEFG 0123456789
フォント作家のHiroki-Chan(鈴木広基)氏 が制作し、Google Fontsにオープンソース(SIL Open Font License)として提供されています。幾何学ルールにとらわれない非常にやさしい印象のある丸ゴシックです。
デザインの未来を拓く、美しい文字組。
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老舗フォントメーカー「モトヤ」が開発し、初期のAndroidスマートフォンにも標準採用されていた、組み込み機器仕込みの圧倒的な視認性を持つ実用派丸ゴシック体です。整然としたデザインは縮小表示にも強く 10px〜12px前後の極小サイズや、低解像度のモニター・液晶パネルに表示しても、一目で文字が判別できます。
デザイン体
デザインの未来を拓く、美しい文字組。
あいうえお・アイウエオ・漢字の調和 / ABCDEFG 0123456789
フォント作家・野中健司氏(Art and Code)ら「アライアンス・オブ・フォント・デザイナーズ」によって制作され、オープンソース(SIL Open Font License)として無償公開されています。破壊力みなぎる書体です。
デザインの未来を拓く、美しい文字組。
あいうえお・アイウエオ・漢字の調和 / ABCDEFG 0123456789
フォントワークスがGoogle Fontsへオープンソース(SIL Open Font License)として提供したことで、完全無料・商用フリーでWebフォントやデザイン素材として利用できるようになりました。
デザインの未来を拓く、美しい文字組。
あいうえお・アイウエオ・漢字の調和 / ABCDEFG 0123456789
同じくフォントワークスがGoogleへオープンソースとして提供しました。16X16ドットをベースにデザインされた書体はファミコン文字を彷彿とさせる書体に仕上がっています。
デザインの未来を拓く、美しい文字組。
あいうえお・アイウエオ・漢字の調和 / ABCDEFG 0123456789
1980年代(ハチマル)に日本の女子中高生の間で大流行した「丸文字(変体少女文字)」のカルチャーを現代に蘇らせた、フォントワークス制作のレトロポップ書体。これもフォントワークスからGoogleへ提供されました。
デザインの未来を拓く、美しい文字組。
あいうえお・アイウエオ・漢字の調和 / ABCDEFG 0123456789
たぬき侍(Tanukimurai)氏制作のオープンソース手書き書体。個人での開発です。ひとりでこれだけの文字数をこなす多くの書体デザイナーの方々、人知を超えた能力としか思えません。太い油性フェルトペン(マッキーなど)で書いたようなインクだまりと手書きの温もりを再現したデザインです。
SIL OFLとは?
SIL Open Font License(エスアイエル・オープン・フォント・ライセンス)の略です。
非営利組織である「SIL International (旧:Summer Institute of Linguistics)」が策定した、フォントに特化した代表的なオープンソースライセンスです。
フォントを世界中で自由に共有・開発・利用できるように設計されており、以下の特徴を持ちます。
商用利用が自由: 個人利用だけでなく、企業の営利目的(印刷物、ロゴ、Webサイト、動画、アプリなど)にも完全無料で使えます。
改変・再配布が可能: フォントの文字を修正したり、別の名前をつけて派生フォントとして再配布したりできます。
単体販売の禁止: フォントファイルそのものを「有料フォント」として単体で販売することは禁止されています(ただし、ソフトウェアや書籍などに組み込んで販売することは可能です)。
無保証・クレジット表示: 著作権者やライセンス条項の文面を保持することが求められます(WebフォントとしてCSS経由で利用する場合は通常自動的に満たされます)。
Googleフォントという聖地
大御所書体デザイナーたちの情熱と息吹を感じるすばらしいフォントを無料でダウンロードできるという、なんだかワケのわからない空間がGoogleフォント。
日本語フォントを作るというのは相当なエネルギーが必要です。
JIS第1水準でも約3,500文字をデザインしないといけません。
出版・プロ仕様(Pro/Pr6N規格)を満たすには約15,000〜23,000文字のデザインが必要になります。
書体デザインの大家たちが共有してくれた資産を無料で利用できるというのは、ありがたいしかありません!
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日本語オープンソースフォントの関連リンク