効率の良いデータバックアップを考える
クリエイティブの永遠の問題
みなさんは創作したファイル群どうしていますか?仕事が終わったらメインドライブからどこかへコピーしてメインドライブをさっぱりする感じだと思います。
でも、映像系だったりCG系だったりするとそのデータは膨大です。
SD時代は1フレーム1MBと思っておけばよかったですが、HDの時代になり今ではもう4K時代になっています。
ハイエンドでは8Kも当たり前になりつつある今、ストレージ問題はどんどん深刻化しています。
DTP関連でも中判カメラで撮影したRAWファイルの写真は1枚200MBを超えることがあるので、少しページ数の多い印刷物の制作ではあっという間に1TB弱くらいになったりします。
クラウドに置きっぱなしにできなくなってしまった
以前はGoogle Suiteとを5ユーザー以上契約すると無制限のクラウドストレージを利用することができましたが、Google Suiteが廃止、Google Workspaceになり全ユーザーが利用できるストレージ容量が25TB限定になってしまいました。
筆者のメインクラウドストレージは相変わらずGoogle WorkspaceのGoogleドライブですが、上限25TBを超えないように常にファイルをローカルへ移動しています。
Dropboxも容量によって料金が変動するので無闇にクラウドにファイルを置きっぱなしにするのが難しい状況です。
NASで解決する
クラウドを頻繁に利用するまえはオフィスにNASを設置してオフィス内でファイル共有をしていました。
かなり長いあいだそのスタイルをとっていましたが、筆者のオフィスは海辺にあって機器の劣化が早く、何回かNASドライブのクラッシュを経験してもうギブアップしました。
と、いうのもNASは自ずと大容量になっていき、NASのバックアップを作るとなるとそれはそれで手間でついついサボってしまう。
進行中のプロジェクトに関連するファイルが一撃で消えてしまうリスクを考えるともうNASに依存する気になれなくなりました。
外付けHDDで解決する
昔ながらスタイルも考えられます、データは外付けHDDに保存して運用もそこでやってしまう。
この方法だとファイル共有が困難になります。
外付けドライブのフォルダをオフィス内で共有することはできますが、HDDがいっぱいになって付け替える必要が出てくると設定を変えたり、少し煩わしいです。
到達した今のところのソリューション
2023年の今のところの筆者のソリューションとしては
- 作業はデスクトップ版Googleドライブを使う(旧Googleファイルストリーム)
- プロジェクトが終わったらベアの3.5インチのHDDをアダプタを使ってホストコンピューターにマウントしてコピーする
- Googleドライブから該当ファイルを削除する。
この方法で必要になるのは以下のようなアイテムになります。
ベアのハードディスクの価格は驚くほど安価になっているので気軽に買い足せますし、外付けディスクのように電源アダプタが無駄に増えることもありません。
必要なときだけ電源を入れて使いたいハードディスクを差し込んで使うイメージです。
筆者は合わせて保管ケースを使っています。
精密機器なので保管も気を使いたいところです。
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