SEO…
デザイナーのあなたも聞き飽きた言葉だと思います。SEOには専門業者がいて、自分からみるとほとんどが詐欺まがいに見えます。もちろん全部ではありません。中には非常に優秀なSEOオリエンテッドのコンサルティングをしている団体もありますが、SEOやりますよー、とか言っている人たちは怪しさ満載に思えてしかたありません。ウェブを使ってビジネスを改善していきましょう~、が正しい考えだと思います。
そして昨今のSEO(Searching Enginge Optimization)とはいかにGoogleに気に入ってもらえるか、もはやOGE(Optimizing for Google Engines)です。
SEOはデザイナーの仕事ではない
率直に言ってSEOはデザイナーの仕事ではありません。しかしデザインとは効率のよい情報伝達を視覚的に工夫する仕事です。それは雰囲気であったり、形や色の意味であったり、媒体の能力によって制限のある要素かもしれません。
コピーライターとデザイナーは昔から近しい存在で、お互いがアイデアを出し合って広告などを形にしていくことが多いです。しかしウェブサイト案件のほとんどでクライアントはコピーライターを重要視していない傾向にあるように思えます。
むしろデザイナーより前にプランナー、コピーライターと作ろうとしているウェブサイトの方針を決めておくと、スムーズにデザイナーにウェブサイトの制作発注ができると思います。
さらにSEOということを考えると最初のコピーライターが作る骨組みがとても重要になります。だれも検索しないような言葉がキーワードになっていても訴求力の弱いサイトができるだけです。いずれにしろSEOはデザイナーの仕事ではありません。
それでもデザイナーとしてSEOを気にするときのポイントがいくつかある!というのが本稿の趣旨です!
ウェブは表現に限界のあるメディアである
どのメディアでも、メディアの特徴があって長所短所が存在します。
紙は動画を掲載できませんが、電気もいらないし好きなように折り曲げられます。製作者が意図した情報伝達も可能です。でも間違った情報を印刷してしまうと回収するまで情報を訂正できません。
映像は時間軸とともに情報を伝達することができます。でも閲覧者の考える幅が狭まる傾向があるし、これまた内容の修正が大変なメディアです。
ウェブは簡単に内容を修正することが可能で、閲覧者の情報取得時のストレスも非常に軽いですが、発信者・受信者ともにある程度のスキルを要求してくるし、閲覧者が情報を見る環境は相当まちまちです。
紙に置き換えると見えてくる
作ろうとしているウェブサイトの目的を紙に置き換えてみるとやるべき内容がはっきりしてくることがあります。
それはチラシで展開するようなものですか?
はたまた小冊子?
もっと雑誌のような情報がたくさんあるもの?
遅いページ読み込み速度
画像の中に文字は入れない
デザイナーは無力です
クライアントがいないと何もできないデザイナー。目的を与えられればマックスで動く生き物ですが、アーティストとは違って自分で何かを創作するとなると途端に自信がなくなるのがデザイナーという生き物です。ウェブサイトを作るときはどうでしょうか?
エンジニアリングはもちろん、コピーライター、カメラマン、プランナー、相変わらず色々な助けが必要です。
持論ですがコピーライターのウェイトが異常に大きいのがウェブ案件。SEOを考えると特にコピーライター!新田(父)はデザイナーですが、写真も自分で撮影します。コピーは50%くらいといったところでしょうか。
現代に求められるデザイナーの能力とは、ただのビジュアルランゲージだけではありません。テクノロジーを理解して活用できる能力。様々な異なった経験をして色々な方向に神経を尖らせることができる能力だと思います。