生成塗りつぶしでベース画像から油絵風
生成塗りつぶしのパワー
文章でイメージ以上の画像を提供してくれるAdobe Fireflyの使ったPhotoshopベータの生成塗りつぶし機能。
ベースの画像を活かした使い方は想定されていません。
厳密にいうと最近新たにリリースされた生成拡張機能では元々あった画像の左右天地をプロンプトの内容を反映して描き足すのでベース画像があります。
それでは画像を油絵調にしたい場合は?
フィルターギャラリーでやればいい、と言われてしまうとそれまでですが生成塗りつぶしでもできます。
上のランボルギーニ・ミウラの油絵調の画像はランボルギーニのサイトのニュース記事 から勝手に拝借した写真を加工したものです、ごめんなさい。
関係ありませんが、いつ見ても美しい車です。
生成塗りつぶしで油絵調に変える方法
ベース画像を用意
色々試してみてわかりましたが、人物の顔がわかる写真は適していません。
理由は後述します。
画像を全選択する
クイックマスクモードにする
Q キーでクイックマスクモードに切り替わり、レイヤーパネルで表示されている編集中のレイヤーは赤くハイライトされます。
前景色をグレーに指定する
ここで選択するグレーの度合いが暗ければ暗いほど元の画像に近づくようです。
つまりこれから選択しようとしている画像の要素が濃ければ濃いほど元の画像に近いということです。
クイックマスクを作成する
Alt +Delete もしくはOption +Delete でクイックマスクを作成します。
クイックマスクで選択領域を確定
もう一度Q キーを押すと、前ステップで作成したクイックマスクで画像が選択されます。
生成塗りつぶしを実行
選択状態がアクティブになっているとコンテキストタスクバーに“油絵に”などと入力します。
最近のPhotoshopベータの生成塗りつぶしは日本語が使えます!
以上の操作で3パターンの生成候補が作成されたと思います。
生成塗りつぶしで油絵にするときの注意点
どうやらAIが顔を新たに生成しようとして絵のタッチだけではなく内容までも生成してしまって、顔が変形します。
ほとんどの結果ではかなり気持ち悪いことになりました。
表情が変わってますよね、候補の中には明らかに別人になったパターンもありました。
そもそも顔のように人が細かく注意を払う素材には向いていないです。
生成塗りつぶしを使うにはPhotoshopベータが必要
残念ながらFireFly技術はすべてがベータステータスでリリース版のPhotoshopでは利用することができません。
ベータ版はAdobe CCデスクトップアプリのアプリのセクション、ベータ版アプリに表示を切り替えるとインストールすることが可能です。
でも、どういうわけかアカデミック版では利用できないそうです。
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