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縦書きの文中に横にしたくなる文字がある

たとえば2桁の数字とか、!?とか
縦なのに横
Minoru Nitta
Minoru Nitta
グラフィックデザイナー・フォトグラファー
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縦書きの文中に横にしたくなる文字がある

縦書きテキスト

 文章を縦書きにしたくなることは頻繁にあることです。でもたとえば二桁の数字とか、二文字のアルファベットとか、!?などは縦ではなくて横にしたいことも頻繁にあります。

 昔ながら対処方法として、横にしたい部分を全角スペースにして、別のテキストオブジェクトをそこへ重ねるように配置します。

 でもアートワークが複雑になったり修正が重なると、あまり効率の良い方法ではありません。

縦書きのテキストを作成する

 縦書きのテキストは簡単に作成できます。

 ツールバーの縦書きテキストツール で文字を入力するか、書式メニューの組方向で縦組み を選択するだけです。

でも、たとえば

 ”山路を50km登りながら ”と書きたかったら?

 そのまま50kmと追加するとヘンなことになります。

 こんな感じです。IllustratorにもPhotoshopにも、このような場合に対処する機能が用意されています。

 でもIllustratorのほうがより詳細に制御が可能になっています。

 こういう文字を扱う機能ってモジュール化みたいにできないんですかね?微妙に違うのがなんか面倒くさいです。

Illustratorで縦書きの中に横書きを指定する

 ”山路を50km登りながら ”の場合50とkmは個別に横にしたくなります。横にしたい文字が連続する場合、ちょっとコツが必要です。

 間に半角スペースを入れておくと調節がラクになります。

半角空ける

 半角ないと、個別に横並びを指定してしても結果4文字横並びになってしまうからです。

 それではまず50を横にします。

50だけ選ぶ

 テキストツールで50だけを選択します。

 パネルウィンドウメニューから縦中横を選択します。

 そうこの機能、縦中横 と呼ばれます。そのまんま。

 こんな感じになると思います。文字間は50をテキストツールで選択して、Alt キーまたはOption キーを押しながらカーソルキーの で調節することができます。

 同じ要領でkmの部分も処理します。

 もう少し見た目を整理します。

 気になるのはは50の文字詰めと、50とkmの隙間、さらには文字の大きさです。

 詰めは前述の方法で、文字の大きさは文字パネルのサイズで簡単に調節が可能です。

 問題は50とkmの間。これはトラッキングにマイナスの値を入力するか、半角スペースを選択した状態でAlt キーかOption キーを押しながらカーソルの で調節していきます。

 ある程度の値になると変化がなくなります。

さらなる細かな設定内容

 Illustratorには縦中横にさらなるオプションが用意されています。文字ウィンドウパネルメニューから縦中横設定… を選択します。

 横に指定した部分の上下位置と左右位置を数値で調節することが可能です。この数値自分の環境では1ptずつでしか位置が変化しません。入力は可能です。バグなのか仕様なのかはわかりません。

 数値入力フィールドの中アクティブになっているとき、カーソルの矢印キーで数値を増減することができます。さらにCtrl キーを併用することで細かな増減をすることができます。

仕上げ

縦中横完成

 こんな感じに調節しました。

 この縦中横の機能、文字の多いボディコピーにはあんまり向いてないかもしれませんね。

 でも、経験上チラシなどの作成で結構頻繁に出てくる要望です。リードコピーやキャッチコピーなど大きめな扱いだと便利だと思います。

Photoshopに同様の機能はあるのか?

 あるにはありますが機能が限定されています。

photoshop文字パネルメニュー
Photoshop
Illustrator

 縦中横設定…がPhotoshopのメニューにはありません。