イラストレーターのアートワークをアンチエイリアスなしで書き出す

アンチエイリアスが邪魔になることもあるんです。

アンチエイリアスをなくしたい 目次

アンチエイリアスが邪魔なときがある

 Openseaに登録して、思い付いたのがCrypto Sushiシリーズ

 イラレでビットマップ風に作った32x32のマスで構成したイラストをNFT化しようというものです。

 いざ作成してみて困ったのが、イラストレーターで作ったビットマップ風のアートワークをPhotoshopへペーストすると、どうしてもアンチエイリアスがかかってぼやけた部分が作られてしまう。

 一見ビットマップですが拡大してみると、

 気にしなければいいんですけど、なんか許せません。

ビットマップで書き出す

 結論から言うとコピペではうまくいきませんでした。

 解決策はファイル>書き出し>書き出し形式…。

 正直、あまりなじみのないメニューコマンドですが、もしかしたらウェブデザインが主体な人には日常なのかもしれません。

 この書き出し形式で書き出せる形式は以下の通り。

 今回はこの中のPhotoshop(*.psd)形式を使います。

 この形式のオプションが今回の目的には最適なものでした。

IllustratorのPhotoshop書き出しオプション

 カラーモードは良いとして、まずは解像度。

 解像度の設定次第で生成されるビットマップデータの天地左右のピクセル数が決定されます。

 イラストレーターは実寸で、Photoshopはピクセル数でサイズが決定されます。

 1インチあたりのピクセル数を設定します。画像は150に設定しています。

 その次のオプション、これが非常に便利です。

 今回は文字部分があって、その部分はキレイにアンチありで仕上げたいと思っていましたが、

 レイヤー保持、テキストの編集機能を保持を選ぶことによって、テキスト部分がテキストレイヤーとして生成されます。

 書き出してみると、こんな感じで見事テキストレイヤーのままになっています。

 アンチエイリアスなしを選択してあったので、テキストもアンチなしで表示されていますが、Photoshopの書式メニュー>アンチエイリアス>鮮明などを選択すれば文字の部分だけアンチエイリアスが適用されます!

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Minoru Nitta
グラフィックデザイナー・フォトグラファー
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