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電光掲示板の表現

CC Ball Actionで電光掲示板の表現をする!
Minoru Nitta
Minoru Nitta
グラフィックデザイナー・フォトグラファー
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Table of Contents

電光掲示板をAfterEffectsで作る!

ここでいう電光掲示板とは電球がマトリクス状に並んでいて、部分的に光ることで文字が流れたりする、ラーメン屋さんとかにあるアレです。条件として、

  • 画像を構成する電球になる丸は動いてはいけない。
  • 文字を流せるようにする
  • 文字は打ち換えられる
  • プロジェクトはできる限りシンプルに

と、いうことでチャレンジです。

ベースになる●で構成されたマトリクスを作成する

1. レイヤーメニュー>新規>平面でコンポジションの大きさの平面を作成する。ダウンロードできるプロジェクトのコンポジションはHDTV(1920 x 1080)です。

2. エフェクト>シミュレーション>CC Ball Actionを適用する。

このCC Ball Actionに指定する値がポイントで小さすぎても、大きすぎてもそれっぽくなりません。ここでは以下のようにグリッドの隙間の大きさを9、ボール大きさを50にしました。

Ballというくらいなので、ボール状の立体的なものができるので、これをダークグレーで塗りつぶしてしまいます。

3. エフェクト>描画>塗りを適用します。

こんな感じになれば、グッドです。

文字部分を作る!

次に文字部分を作りましょう。サンプルでは”営業中”としました。

1. テキストツールでコンポジション上に営業中と入力します。ある程度の大きさが必要になります。今回はこんな感じにしました。

2. 平面レイヤーのエフェクトを2つとも選択して、コピーして営業中テキストレイヤーにペーストします。

平面レイヤーで指定したBall Actionと塗りの設定がそのままコピーされます。平面レイヤーと文字が同化して何も見えなくなると思います。

3.  営業中テキストの塗りの設定を明るい黄色に設定します。

これで黄色い文字が見えるようになったと思います。

4.  文字を横にクロールするアニメーションを設定します。

もちろんキーフレームでも構いませんが、サンプルではtimeエクスプレッションを使って1秒間にX軸を移動するピクセル数を指定しました。

time*300
実際にはこのスクリプトの後に-550と入っていますが、これはtimeの初期値は当然0なので、文字の左部分が画面にはみ出してしまいます。はみ出さないようにまず550ピクセル左に寄せたという意味です。

微調節

サンプルではグローを営業中テキストレイヤーにグローを追加で設定してあります。

Ball Actionはボール化した要素を立体的にアニメーションすることのできるプラグインですが応用次第でいろいろな表現ができそうです。

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