WordPress用ページビルダーはページ表示速度を落とすのか?Elementor編

結論からいうとYes
elementor

WordPress用ページビルダーはページ表示速度を落とすのか?Elementor編

ページビルダーは表示遅延を引き起こすのか?

 Wordpressdeのサイト作成が当たり前になってきました。Wordpressにページビルダーと呼ばれるプラグインやテーマ群をインストールすることで、さらに使いやすい制作環境を手に入れることができますが、なにやら裏で大変な仕事をシてそうです。

 もしかしたら、そういったページビルダー環境や必須プラグインが表示遅延をもたらしているのでは?というのが今回の主旨です。

色々と処理の負担になりそうなページビルダー

 今回はElementor で検証してみました。サーバーはもちろんWordpressの高速処理で定評のあるXserver !Wordpressをインストールしただけの時点でGoogle Insightのスコアはスマホ、PCともに100の満点!

Elementorの専用テーマもインストール

 Hello というのが専用のテーマです。これもChildテーマファイルと一緒にインストールしました。超絶に軽量なテーマファイルです。Elementorのサイトからダウンロードが可能です。

 ChildテーマはなぜかGithub に。

コンテンツゼロの状態でのスコア

 ここまでの状態でGoogle Insightのスコアを計測してみました。

携帯電話:94
デスクトップ:99

意外にも高スコアです!でも、100だったものが94と99なので確かに遅延は生じています。自分的には全くOKな範囲ですけど。

サイト運用に必須プラグインをインストールする

 運用に必須なプラグインとしていつも以下のものをインストールしています。
  1. Google Site Kit:アナリティクスなどをWordpressのダッシュボードで確認できる
  2. Yoast SEO:ページディスクリプションなどを正しく効率よく設置可能
  3. Wordfence:ハッカー対策

Google Site Kit

 必須中の必須プラグインです。さすがにGoogleが自身でリリースしているだけあって、Insightには一切影響がありませんでした。

Yoast SEO

 SEOを考えると是非入れておきたいプラグインです。投稿や固定ページのディスクリプションを効率よく入力することが可能で、英語であれば文章内容も添削してくれるすぐれものです。

 Yoast SEOインストールした時点で初めてInsightの値に変化がありました。

携帯電話:91 デスクトップ:99

 携帯電話3ポイント低下、デスクトップは高得点を維持しています。

Wordfence

 不正ログインや不正ファイル、プラグインのバージョンチェックなどを統括的に行ってサイトをハッカーから防御する、これまた必須プラグインです。

 ここで妙な結果が。。。

携帯電話:93 デスクトップ:99

  携帯電話のポイントが向上しました。と、いうかInsightの計測はある程度揺らぐということだと思います。

統括

 Elementor はほんの少しだけページ表示の遅延を招いていることはわかりましたが、その数値は本当に微々たるもの。Elementor で実現するビジュアル編集とトレードオフと考えれば、もう考える余地もなくElementor を使ったほうが良いという判断になります。

 まぁコンテンツを追加してウィジェットが増加していくと事情は変わるかもしれませんけど。。。

 さらに普段主要に使っているプラグインはそこまで影響がないことがわかりました。 結局はコンテンツの内容でページ表示のスピードが遅くなるということですね。特に大きすぎるイメージの利用は要注意です。

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Minoru Nitta
グラフィックデザイナー・フォトグラファー
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