デザイナー及びクリエイターが使うべき筆者が思う要件は
- 30インチ以上である
- 10ビットである
- Adobe RGB対応率が高い
- USB-C接続でMacに接続できてなおかつ充電することができる
- 4Kである
このような要件を満たすディスプレイは結構な値段がしますが、そんな市場で価格破壊を続けているのがBenQ。
そのBenQのBenQ PD3220U というモデル、Adobe RGBのカバー率の正確な情報が見当たらないのがちょっとナンですが、メーカーオンラインショップでは20万円ほどの値段です。
でも、今Amazonの特選タイムセール品になっていて、なんと15万円を切っています!
BenQのハイエンドモニタではBenQ SW321C というモデルがあり、SW321CはAdobe RGBカバー率99%となっています。
32 インチ
3840 x 2160
USB3.0用ポート数 1
HDMIポート数 2
10bit/DCI-P3/Display P3 95%、sRBG/Rec.709 100%
印刷媒体を取り扱わなければこれでOK!
32 インチ
3840×2160
USB3.0用ポート数 3
HDMIポート数 2
Adobe RGB 99%、Display P3/DCI-P3 95%、sRGB/Rec.709 100% カバー、ムラ補正機能により輝度も色も均一、16bit 3D LUTにて実現する平均DeltaE≤2の完璧な色再現
印刷媒体を取り扱うのであればコレ!
SW321Cの値段はPD3220Uのほぼ倍です。
異なるのはAdobe RGBカバー率とそれに伴うであろう色表現に対する厳格な製品管理だと思います。
Adobe RGBは RGBでCMYKの書類を編集する際になるべく差異のない環境になるように Adobeが制定した色範囲規格です。
具体的にはデジカメで撮影した写真をPhotoshopに読み込み(RGB)、Illustratorのデザイン紙面にその写真を割り付けて(CMYK)印刷するようなケース。
画面はRGBですが紙面はCMYKです。
両者はお互いカバーしきれない色域があって、Adobe RGBとはRGBの色範囲を拡張してCMYKの色域までも範囲に入れたものになっています。
SW321CのAdobe RGB 99%は印刷も前提としたデザインワークを、画面でも印刷に近い状態で確認することができる性能を持っているということになります。
でも高いんです、Adobe RGBカバー率の高いモニターって。。。
はっきりとは表記されていないPD3220UのAdobe RGBカバー率ですが、海外のサイトなどを参考にすると80%という説が有力です。