上の画像がその広告です。
表示された瞬間、広告主がAppleとは微塵も思いませんでした。
支離滅裂なタイプフェイス、どこになにも揃っていないレイアウト、意味のわからないMacBookの写真、なんか非常にカジュアルなコピー、どこを切り取っても筆者の知っているAppleではありません。
本来Appleはこういった大衆とのエンゲージメントを非常に大事にする企業と思っていましたが、ちょっと方向性が変わったんでしょうか?
使われているフォント
なぞってみました。
赤い文字になっている部分が筆者がテキストを打ってみたところです。
おそらく使われているフォントは、欧文と数字がAppleの開発用のサイトでも配布されているSF Pro Display、和文がAXISフォントと思われます。
信じられないのがカーニングのいい加減さ。
MacBookの写真の下の文字になるとその崩壊さが著しいです。
さらには一番大きなコピー部分、左はしが揃って見えません。
その下のブロックとの相対的な関係もなんだかどうしたいのか見えません。
これはプロの仕事とは思えません。
広告としての戦略
Appleは常々、Appleというブランドを、新しいライフスタイルをデジタルの側面からトータルソリューションとして提供する企業的なものとして、クリーンさスマートさを第一に推していたように思っていました。
その観点から見ると、右上のアップルロゴが大きなコピーと同じ高さにあることに非常に大きな違和感を感じました。