ペアレントを設定する

ところ変われば作法も変わる

ペアレントを設定する

 LightWave3Dで当たり前のように行っている作業のひとつ、カメラをヌルにペアレントする。Blenderではまったく作法が違いました。

ヌルオブジェクト、BlenderではEmptyと呼ぶ

 まず、呼び名がわからなかったですよ。とにかくシーン中に何かを追加したいときはShift+aというショートカットなのは覚えていましたがNullというのがない。

 ちなみにNull、Emptyはシーン中に存在はするけどレンダリング結果には影響しない存在です。

 Emptyと呼ぶらしいです、Blenderでは。知らんすわそんなの。コレよく見ると種類がたくさんあって便利そう。

 初EmptyはCubeを選んでみました。

 カメラ(子)、Empty Cube(親)という関係にして、Emtyp Cubeを動かすとカメラが追従するようにするというのが今回の主旨です。

 LightWave3Dでは 子にしたいアイテムを選択して Motion OptionからParentをプルダウンで選ぶアレです。

Blenderでのペアレント

 Outlinerパネルで親にしたいアイテム、子にしたいアイテムの順で選択します。今回はEmptyを選んでからカメラを選びます。

 マウスポインタをメインのウインドウへもっていき、Ctrl+Pを押します。

 こんなプルダウンが表示されるので今回はストレートにObjectを選択します。

 Outlinerパネルの内容が変化します。Emptyの中にカメラが移動したと思います。これでペアレント化は成功!

 ペアレントの解除はカメラを選択した状態でメインウインドウで右クリック。表示されたプルダウンメニューからClear Parentを選択します。

Object Constraint Propertiesでもできるペアレント化

 Blenderではペアレント化するのにもうひとつ方法があります。

 まず、Outlinerでカメラを選択、その次にPropertyパネルで のObject Constraint Propertiesを選択、 のAdd Object Constraintをクリック

 表示されるメニューからChild Ofを選択。

 Targetの項目にある四角いアイコンをクリックすると親になるアイテムの候補が表示されるので、この場合はEmptyを選択。

統括

 とにかくBlenderのUIの作法に慣れなければ、なかなか習得できないような気がします。実はUIの当たり前が一番の障壁。LightWaveもBlenderも立体データをレンダリングして2次元の画像を作り出すことには変わりありません!

 今日も小さな一歩ではありましたが、歩みを止めてはいけません!

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Minoru Nitta
グラフィックデザイナー・フォトグラファー
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