旧Googleドライブファイルストリーム、現デスクトップ版Googleドライブの不具合というか、問題がどこに潜んでいるのかは未だ特定できていないのですが、とりあえずの解決策が見つかったのでメモです。
問題の内容
G Suiteで5アカウント利用の上、2021年5月現在、容量無制限で使用しています。
10G程度以上の大きさのフォルダ、そのフォルダの中にはrawファイルの写真と付随するxmlファイルのような構成でファイルサイズはまばらだけど大量なファイルが入っている状態でGドライブからエクスプローラーもしくはFinderを使ってコピーすると、処理が終了する前にデスクトップ版Googleドライブがクラッシュしてしまう。
エクスプローラー、FinderともマシンをリスタートしないとGドライブがクラッシュしてしまっているのでGドライブの閲覧すらできない。
複数のマシンで試しても似たような現象に見舞われる。
似たようなというのはクラッシュするポイントがまちまちで、ときには数ギガ転送したところでクラッシュしたり、ときには10G以上のところでクラッシュしたり。
特定のファイルで起こるわけでもなく、傾向としては大きなサイズの少数のファイルは安定している印象。
疑ったポイントは
- コピー先のデバイス
- マシン固有の問題
コピー先を外付けのHDDにしていたので、それをローカルに変更。それでも全く症状は同じ。マシン固有の問題も疑ってWindows 10を2台、Macを1台で同じ操作を試すが、それでも同じように途中でファイルコピーがフリーズしてします。
Googleのサポートに連絡
今回サポートとの会話がどうにもスムーズにいきませんでした。
問題自体があやふやな感じなのである程度は仕方のないことでありますが、いままで経験してきた切れ味のあるサポートではなく、まったくもってサポートする気があるんだろうかというやり取りの繰り返しでした。
結局は担当者を替えてもらうことで改善しましたが2日は無駄にしました。
とりあえずの解決策
問題がはっきりと特定できていないので、とりあえずということになりますがデスクトップ版Googleドライブの設定画面、Wndows版はタスクバーの中からGoogleドライブをクリック、歯車から設定、Mac版はメニューバーからGoogleドライブをクリックして歯車から設定を開いて、その画面にあるネットワーク設定をクリック。
帯域幅の設定は初期値で制限なしになっていると思います。
ダウンロードで頻繁にクラッシュしているので、ダウンロード速度に制限を設定してみました。
適正な数値をまだ見つけることはできていませんが、ダウンロード速度の値を30MB/秒あたりにすることでクラッシュはしなくなりました。
ちなみにこの設定画面の単位はKB/秒になっています。多分キロバイト/秒だと思うんですが、30M/秒あたりということは30,000KBにするということで良いと思います。
ところで通常インターネットの速度bpsで表示されると思います。例えばgoogleでspeed testと入力して表示されるspeed test 。
bpsをバイトにするには8で割ればよいので、図の場合は大体50Mbyte/秒くらいということになります。
根本的な解決にはなっていませんが、似たような問題が起きた場合は試してみる価値はあると思います。
追記(5月26日):
まだ運用期間は短いですが、100MB/秒に設定してもクラッシュしないことがわかりました。100MB/秒だと通信速度の最大値より大きな値なので実質無制限な気もしますが、何か条件が異なるのかもしれません。
参考まで。。。