ドローンの実情レポート

混沌の極み
ドローン

ドローンの実情レポート

モヤモヤが止まらないドローン事情

免許が必要になったのは知っていますが、その細かい区分というか、つまり無免許で飛ばせる範囲やら、そういうことが知りたいんですけどイマイチ知る術さえわかりません。とあるクライアントの要望もあって、このままにしておくことができなくなり、息子1.0に事情を調べておくように言っておいたら、とりあえず無料講習うけてみようということになりました。ドローンスクール東京 横浜校 でお世話になってきました。

モヤモヤ1 ドローン免許の現状

 法整備的には2022年12月5日から国家資格精度が施行されています。

 ところが受験の方法や公認教習所などはまだ機能している様子はなく、結局は無免許で飛行できる範囲での運用だったり、民間ライセンスである程度の優遇資格の中で飛行するしかないようです。

 民間ライセンスは複数存在していてそれぞれが勝手に進化した節もあるので、どこが良いという判断も非常に難しい状況です。

主な民間ライセンス

JUIDA認定資格 307校の認定スクールがあり、開校にも意欲的
DPA認定資格 51校の認定スクールがある
JDC認定資格 21校の認定スクール、無線に関する知識にもフォーカスしている
日本ドローン協会認定資格 全国に67箇所の関連施設があり短時間で資格が取得ができる
DJI JAPAN認定資格 DJIが運営するシステム、アマゾンで教本を購入することが可能 で販売店が窓口になっている
IAU認定資格 産業などより高度な利用にフォーカス、開校情報も
ドローン検定協会 1級~4級に分かれていて4級3200円コースは魅力
DMA認定資格 to Bにフォーカスしているイメージ
産業用マルチローター技能認定 農林水産に特化したイメージ

 上記団体はあくまで自発的に活動を行っている団体で国とは直接的な関係はないものの、認定という形で国家資格取得に対して何らかの優遇措置が施されている可能性が高いです。

モヤモヤ2 一発免許の内容

 上記団体でライセンスを取得して、優遇された状態とは車に例えると教習所と免許センターの関係そのものです。

 ということがいわゆる一発試験という方法もあるはずで、その内容をDPA認定のドローンスクール東京 横浜校 で無料講習を受けた際に聞いてみました。

 ドローンの一発試験は直接試験と呼ばれるようで、実在するはずだがその内容はハッキリしていないとのこと。

 受験費用の周知もまだ行き届いていないのが実情のようです。

 ちなみにドローンスクール東京では2023年2月1日からドローン資格取得用の認定教習所として機能するそうです。

モヤモヤ3 無免許ドローンで飛ばせる範囲

 上記団体のライセンスを取得したとしても国家資格でない以上、無免許には変わりありません。

 認定ライセンスを持っているということで、特定の条件で飛行許可がおりやすいというのが実際の効力です。

 では、認定ライセンスもない無免許で飛行申請も必要のない条件とは?

  • 空港等周辺の上空の空域でない
  • 水面または地上から150メートル以内の高度の空域
  • 人口集中地区(DID地区)の上空でない
  • 屋内
  • 機体重量が100g以下
  • 国の重要な施設等(国会議事堂、内閣総理大臣官邸、皇居など)、外国公使館等、防衛関係施設、空港、原子力事業所から300メートル以上離れた場所
  • 飛行する場所の所有者に許可を得ている

 といったようなところでしょうか。

 商用利用したいときは必ず自治体や関連組織に確認を取ることをおすすめします。

Picture of Minoru Nitta
Minoru Nitta
グラフィックデザイナー・フォトグラファー
このエントリーをはてなブックマークに追加
勝手マニュアル進捗 39%