オススメオンライン印刷、印刷のgraphic
オンライン印刷のグラフィックさん、もう長年お世話になっています。
グラフィックデザイナーにとって印刷というプロセスは全体のワークフローの中でも経験値が問われるものです。
2021年、今の“印刷”は自分が駆け出しの頃とは全く違うものになりました。
かつての印刷というプロセス
まだDTPが確立されていなかった1990年あたりからグラフィックデザイナーとして活動しています。
当時はコンピューターを使ってデザインをすると言ってもデザインを部分的にコンピューターを作画して、糊やらカッターやらロットリングやらで作ったリアルな版下に印画紙に出力したパーツを貼り付けていくというのが主な仕事の内容でした。
グラフィックデザインといえば印刷用のデザインというのが当たり前の時代で、自分がテレビ局にデザイナーとしてアプローチしていたのは印刷に限られたデザインという概念をテレビでも導入してくださいという気持ちが大きかったからです。
当時のデザイナーにとって4:3で印刷に比べると表現に限りのあるテレビは、表現の場として貧弱に思われていたのかもしれません。
そんな時代の“印刷”というプロセスはどこか神聖な領域に感じました。
印刷やさんの担当と綿密な打合せを重ね、適した印刷方法や紙を選定。試し刷りをしてルーペで隅々をチェックして本刷りへと向っていきます。
はがきのような小さな仕事でも緊張したものです。
印刷なのでミスは許されません。
一文字でも間違えたら最悪刷り直しです。
現代の印刷
21世紀になってもう20年以上経った今、広告や情報を共有するメディアの多様化が進みました。
紙メディアだけではなく、テレビ、スマートフォン、コンピューターなどスクリーンメディアが主流になりつつあります。
それでも紙メディアはなかなか廃れないと思います。
なんと言っても電気を必要としない紙というメディア、書き込めたり、折り曲げたり、やっぱり便利です。
事実自分がやっているデザイン会社でも断続的ではあるものの紙メディア用のデザイン案件は継続して発生しています。
でも、印刷やさんと綿密な打ち合わせというのはよほどのことがない限りなくなってしまいました。
クライアントの要望は、速く安価に紙メディアは済ませたい、そんなときに重宝するのがオンラインの印刷サービスです。
スムーズな入稿プロセス
大きく、入稿方法はwebからファイルをアップロードする方法とIllustrator内から開いているファイルをいきなり入稿できてしまうダイレクト入稿 の2種類。
自分の場合は入稿データは100%Adobe Illustratorのデータになるので、最近ではほぼ後者のダイレクト入稿を利用しています。
ありえないスピード入稿
ダイレクト入稿 はIllustratorに専用のプラグインをインストールして、入稿専用のウインドウパネルを通して入稿する方法です。