継ぎ目のないアスファルトを作る

パターンやテクスチャ用に便利!

継ぎ目のないアスファルト

 継ぎ目のない画像を、シームレスな画像なんていうこともありますが、Photoshopでパターンとして使いたいときや、3Dグラフィックス用のテクスチャとして、画像をタイル状に繰り返し使いたくなることがあります。

 今回はアスファルトの地面の写真を撮影して、その画像をタイル状に並べても継ぎ目が出ないように加工したいと思います。

iPhoneで撮影

 思い返せば、その昔QuickTakeでテクスチャハントをしていたものですが、今ではiPhoneでパチリ。

 クラウドでそのままコンピューターから開いてPhotoshopで加工という、華麗なまでのワークフローになりました。

 iPhone Xを縦で構えて撮影しました。

 解像度は3024×4032ピクセル。

 十分です。

加工しやすくする

タイリングしやすいように正方形にします。

1.イメージメニュー>カンバスサイズで1500 x 1500にする。

天地左右を少し切り落としちゃいます。

継ぎ目を露わにする

2.フィルターメニュー>その他>スクロール…を選択する

 イメージの大きさが1500ピクセルなので、その半分の750ピクセルスクロールして、見切れた部分は折り返すラップアラウンドを指定します。

 こんな感じになると思います。十字にキレ前が見えると思います。

 これさえ消してしまえば継ぎ目のない地面ができるはずです。

継ぎ目を消す

3.こんな感じで十字状にセレクションを作成します。

 長方形選択ツールで縦もしくは横を選択。

 Shift を押しながら長方形選択ツールで追加選択します。

 選択の境界線に10ピクセルほどのぼかしを入れておくとさらに効果的な結果を得ることができます。

4.編集メニュー>コンテンツに応じた塗りつぶし…を選択します。

 緑の部分を参照して、選択した部分を塗りつぶします。

 今回のような絵柄ではデフォルトままでも十分な結果を得ることができると思います。

 気になる部分があったらパッチツールで調節していきます。

 人間の視認能力は相当なもので、これでも繰り返し部分を見つけてしまうかもしれません。

 パターンとして定義して、タイル状に塗りつぶしてみて、満足のいくまでパッチツールを繰り返していくイメージです。

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Minoru Nitta
グラフィックデザイナー・フォトグラファー
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