彩度と自然な彩度、何が違う?
まずは上の画像の左右を見比べてみてください。
真ん中の矢印を左右に動かして、細部を見比べることができます。
機械的に全体の彩度を上げる彩度
以前からある彩度は単純に画像全体の彩度を均一にアップしていくので、もともと彩度の高かった部分はより派手に、おとなしかった部分の彩度がいい塩梅に上がっていきます。
写真の調子をというよりも、数学的に全体の彩度をアップしていくということです。彩度が上がるというのはRGBの値の相対的な数値の差が開いているということです。
例えば上の画像の赤い帽子の部分に注目すると、完全につぶれた状態で明らかに彩度オーバーですが、手前の緑いろのカバンはそうでもありません。
公平に数値を上げたら、不公平な結果になった感じです。
自然な彩度の考え方
対して自然な彩度は、すでに彩度の高い部分と、低い部分の彩度のコントロールを変えています。
すでに彩度の高い部分は緩やかに、低い部分は激しく彩度を調節するので、結果、自然に彩度をアップしたように処理することが可能です。
帽子部分、肌の色など良い感じに彩度をアップすることができています。
彩度と自然な彩度の使い分け
写真の彩度を上げたいと思ったら、ほとんどの場合自然な彩度を利用したほうが意図した結果を得やすいと思います。
もちろんデザインの意図でオーバーサチュレーションな演出をしたい場合などは別ですけど。
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