エクスプレッションを削除せずに一時的に無効にする
エクスプレッションが邪魔になるとき
複数のレイヤーに複数のエクスプレッション、さらにお互いの情報をネスティングしていて、思ったようなアニメーションが再現できない、一つずつエクスプレッションを無効にしていきたいけど、削除すると後が面倒。
たまにあります、こんなこと。
AfterEffectsの操作に慣れてくるとショートカットばかり使っていて、メインメニューの内容がだんだん細かく思い出せなくなりますが、レイヤーメニューもそのひとつかもしれません。このメニューの内容はほとんどパネルの中のアイコンやショートカットでできるものばかり。でも、便利な機能があるんです。
エクスプレッションが設定されたまま機能だけ無効になる
試しに簡単なエクスプレッションを書き込んでみます。
適当にシェイプレイヤーで四角を描画して、そのレイヤーのサイズのストップウォッチアイコンをAltキーを押しながらクリック、エクスプレッションの入力がアクティブになるので、以下のような簡単なエクスプレッションを書き込みます。
wiggle(1,100)
サイズのパラメータがエクスプレッションに制御されているので文字が赤色に表示されます。
レイヤーを選択した状態で、レイヤーメニュー >スイッチ >エクスプレッションを無効にする を選択します。
パラメータが赤から通常の青に変わり、エクスプレッションの内容が無視されるようになります。それでもエクスプレッションの中身が削除されたわけではありません。
統括
青くなっていれば通常通り数値を入力することが可能です。今回はサイズに対して操作をしましたが、一時的にエクスプレッションを無視することで、ベースの大きさを正確に入力することも可能になります。
簡単な話ですが、意外に便利です!