Braveというブラウザ
ウェブブラウザの勢力図
NCSA Mosaic から始まったウェブブラウザの歴史、IEに翻弄されたウェブ制作者たちもやっと自由度の高い表現の場になったと思うのもつかの間、気づいてみれば本当に多くのブラウザが存在する時代になりました。
ほとんどのユーザーがChrome、Safari、Edgeという感じに思えますが、実際のところはこんな感じのようです。
Braveとは
この日本のウェブブラウザ事情の中にも表示されていないBrave というブラウザ、ずいぶんまえに長男てつろうからススメられていたブラウザです。
長男いわく、
- レンダリングエンジンはChromeと同じで、さらに高速である
- セキュリティに長けている
- 怪しい広告は自動で非表示にする
- 広告表示されると知らない間に暗号通貨BATがたまる
- そのBATはbitFlyerへ送ることができる
- BATを対応サイトに送金することができる
- iOS、android、Windows、macOSで使える
などなど。
Braveを使ってみて
デバイス間での共有
ブラウザって一般的にユーザーアカウントで管理すると思いますが、Braveはその概念がありません。
プラットフォームをまたいで併用したいときは同期チェーンと呼ばれる同期方法を使います。
たとえばコンピューターとスマホを連携したい場合はコンピューターかスマホで同期チェーンと呼ばれるグループ的なものを作成します。
作成したデバイスから次にコンピューターかスマホか何を追加したいかを選択します。コンピューターの場合は単語の羅列、スマホの場合はQRコードが発行されるので、その文字列かQRを使って新たなにデバイスを同期チェーンに追加します。
たしかにこの方法だとアカウントで管理するよりもブラウザの内容を強固に守れるかもしれません。
使い心地
普段はChromeを使っています、正直Chromeと差は感じませんでした。
もしかしたら少し高速かもしれません、でもそんな程度です。
広告を多く非表示にするので高速であるということですが、広告が減った状態でサイトを閲覧できるのは便利なことが多いです。
ちなみにcrft で表示される広告はほとんど表示されなくなります。
運営側はちょっとさみしいですが、そのかわりクリエイターを援助するBATでチップを送るという機能が用意されています。
BATという暗号通貨
なんと bitflyer で上場済みの暗号通貨が勝手に溜まっていきます。
とは言いつつも使い始めてほぼ二ヶ月で2BAT、円に換算して数十円。。。
このレベルでは収入に影響するようなものではありません。
暗号通貨だけに、今後の相場が変わる可能性はゼロではありませんが。。。
チップを送る(投げ銭機能)
いち野良クリエイターとしてはこの機能が非常に気になります。
MONAコインというのが日本にはありますが、グローバルにアピールできるクリエイションではBraveのチップを送る機能 は非常に魅力的です。
チップを受け取るにはサイトをBrave団体から認証を受ける必要があります。
そこで、認証申請をしてみました。
その手続は以下の通りです。
- Braveのクリエイター登録のページへアクセスする
- アカウントを登録する
- クリエイター登録したいウェブサイトをurlで申請する
- 待つ
数日でめでたく本サイトcrft も認証されました。
ここで一つ気づいたのが、サイトはサブドメインでは認証されないということ。
crft はjetsets.jpというドメインのサブドメイン、crft.jetsets.jpというアドレスで運用しています。
このような場合はjetsets.jpというドメインで申請することはできますが、crft.jetsets.jpでは申請することができませんでした。
申請が完了するとチップを送る機能で、認証済みサイトとして即時BATを受け取れるようになります。
これ、実はweb3時代の収入の得かたのひとつではという感じがしました。
これからの時代、みんながこうだから自分もそうする的なものから、自分はこういうものに価値を感じるのでこうするという時代の一つの価値交換の手段になるような気がしました。
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