キーボードとマウス
コンピュータを使ってデザインをするという行為がある以上、人間のクリエイティブな意志をコンピューターに伝えなければりません。
その道具として、キーボードとマウスが主な道具としてあるわけです。
イラストレーターならペンタブレットなども道具として使われていると思います。ミュージシャンならトラックボールかもしれません。
キーボード
デザイナーが使うべきキーボードとは、どのようなものでしょうか?グラフィックデザイナーはコピーライターのように文章をタイプする機会はそれほど多くはありません。当然現代ではメールやメッセージでのコミュニケーションが増えたので、そういった、日常でタイプしたときの感覚を重視したくなりますが、それ以前にこだわりたい部分が一つあります。
それは英語レイアウトであること。
日本語レイアウトは変換キーなどがあるため、スペースバーが狭い場合が多いです。スペースバーはアートワークを画面上でスクロールさせるためのショートカットに割り当てられていたり、キーボードのキーの中でも一番大きなキーなので、様々なソフトウェアで重要な役割が割り当てられていることが多いです。
さらに、日本語のキーボードではカナが印刷されていて、見た目も美しくありません。@マークなどの位置も日本独特のものになっています。
3Dソフトのショートカットなどは様々なキーが割り当てられていることが多く、海外で開発されたものは英語キーボードのレイアウトを前提に設計されています。
クリエイティブ作業をコンピューターで行うのであれば、英語レイアウトのキーボードを選んでおきたいです。
30年近いクリエイティブワークの中でキーボードを何台買ったか覚えてもいませんが、2020年の今、非常に満足しているのが、LogicoolのCraftの英語版です。今使っている個体は長男がカナダに留学していたときに現地で購入、それを海外発送してもらいました。結局3万円程度かかりましたが、いまでも大変満足しています。日本ではアマゾンでCraftの並行輸入品 を購入することが可能です。
クリエイター用のマウス
筆者はLogicoolのMXV1s MX Vertical を選びました。このマウスは手首が自然な角度になるというもので、確かに肩こりは改善されましたが、ボタンの位置には慣れが必要でした。マウス選びは触り重要で、人によってはゲーミングマウスなどでも、一向にかまわないと思います。ただし、それなりの解像度のあるものを選ぶようにしましょう。
Logicoolにした理由
ここまでこだわってLogicoolにまとめた理由がもう一つ、それは同社が提供するFlow という環境です。筆者はWindowsマシン、Macを1台ずつメインとして使っています。
このOSの異なるマシン2台を1台のキーボード、ひとつのマウスで使用できると机の上がスッキリするのですが、Flowを使うと、マウスのポインタを移動するだけで、使用しているマシンの対象をOSを飛び越えて切り替えることができます。
つまりWindowsでイラストレーターで作業している最中にMacでメールの対応をしなければならなくなったら、そのままポインタをMacの画面の方向へ移動、画面の端に達すると自動的にマウスがMacに切り替わり、同時にキーボードも切り替わります。
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