Anker Make M5
身近になりつつある3Dプリンター
正直何に使うのか想像しきれないまま、息子たちの熱意に負けて購入に至った3Dプリンター、KickstarterであのAnkerがスタートしたプロジェクト でカメラつきで進捗を録画もできてしまうというMake M5をオーダーしたのが2022年7月ころ。
そして2023年1月12日にめでたく製品が到着しました。
安心のサポート
Kickstarterで注文した際に自分が届け先をきちんと入力していなかったようで、1ヶ月ほど製品が迷子になってしまっていました。
なかなか届かないのでAnkerのページのサポート窓口へメールを送ったところ、荷物を追跡して発見してもらうことができました。
整然としたパッケージ
届いたのは中くらいの大きさのダンボール箱、結構思いというのが最初の印象でした。
台になる部分とそれ以外の部分、2ピースになって梱包されていました。
必要になる工具も同梱されていて、工具を用意することもなく組み立てることができましたが、ネジ止めを数か所、コネクタ装着が4箇所ほどあるので、付属のクイックスタートマニュアルには目を通しておいたほうが良いです。
それと梱包材を効果的に使えば組み立てやすいですが、ひとりより二人で作業を行うほうが圧倒的にスムーズに行えると思いました。
なんか出してみる
息子たちの熱意に応えて購入したとはいえ、父だって何か出してみたい。
でも一体全体なにを立体印刷してみればよいのか?
なにも思いつかないので自分の会社のキーホルダー的なものを作成してみることにしました。
まずはイラストレーターでベースを作成
LightWave3Dに読み込んで立体化
息子が嫌がるのもどこ吹く風、構わずLightWave3Dでaiデータを立体化しました。この際の.aiデータはIllustrator8以前のフォーマットである必要があるというレガシーしばりがありますが、そのまま読み込めるのは今もまだありがたい機能です。
しばらく前にBlenderに移ろうと腹をくくったときに、当時このLightWaveでイラレデータを読み込むモジュールを開発したT氏にBlender用に同じものを作ってとメッセージしてみたら、svgでやればよくない?と一蹴されてしまいました。 たしかに。。。
これをobjで保存して息子にデータを転送。
なんでもスライサーという種類のソフトウェアに読み込むためにSTLというファイルフォーマットへ変換して、最適化を行うらしい。
父的には後は待つばかり。
で、いざ出力されたものを見てみたら小さすぎて、老眼の筆者には何がなんだか。。。
そこで息子が出力したものを紹介します。
作例
元データはつい最近筆者がデザインしたバンドのロゴマーク。
長男がこのデザインをBlenderで立体化
この立体データをベースに3Dプリントしてみました、息子が。。。
Blenderは3Dプリントに必要なSTLフォーマットをサポート済みということで、そのままエキスポート、Maker M5専用のスライサーに読み込み、細かな設定をしてプリント!
印刷ヘッドとベース部分の加熱が始まります。
さぁここからが我慢大会。
40分ほどで、できました。
そう、結構でこぼこしています。
よーく見てみると、積層がそのまま硬化している感じです。
3Dプリンターという道具をどう見るか
さて、立体物は得ることができましたが、それが期待していたものであったか?
そうでもないし、発見もあったというのが正直な印象です。
もう少し実用的な立体物のなにかを出力するのであれば十分な精度をもっているなというのが率直な感じでした。
ただし素材も然りで、付属のフィラメントでは柔軟性が少し足りないかなという感じもありました。
まぁ、これからどんどん進化していくと思います。。。
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