ぼかし

ぼかしフィルターなくしてPhotoshopは語れません。フィルター自体は画像をぼかすという機能に終始しますが、ぼかした画像をオリジナルへの上へ様々な描画モードで合成することで写真の調子を変えたり、ポートレイト写真の肌をキレイに修正するテクニックだったり、ぼかしはかなり利用頻度の高いフィルターです。

次の写真を使って具体的にそれぞれのぼかしの違いを見ていきます。

ぼかし

 正直このぼかし使ったことないです。昨今の高解像度化された環境では一回かけたくらいではどこがぼけたんだかわかりません。でも前述したとおりかつて作られたアクションスクリプトなどには必須なんだと思います。

ぼかし(ガウス)…

ガウスとはガウス関数を使った、という意味らしいですがそんなに数学を勉強しなかったワタクシにはよくわかりません。ぼかしの具合はスライダーで調節することができます。

自分が使うぼかしほとんどコレです。なんだか均等にキレイにボケる印象があります。

ガウス

ぼかし(シェイプ)…

選択したシェイプをベースにぼかしを実行しますが、正直値を上げたらどれも似たような結果になります。

これどういった目的で使えば良いのかよくわかりませんが微妙にぼかしを実行するとシェイプによって異なった結果を得ることができるので、試しながらやってみる感じでしょうか。

自分はあまり使ったことがありません。

シェイプ

ぼかし(ボックス)…

なんとなく格子状にぼけているように見えます。乱視が進んでしまったように見えて自分はあまり好きではありません。

ボックス

ぼかし(レンズ)…

他のぼかしフィルターとは比較にならない多機能ぼかしで、光学レンズ的なぼかし効果を得ることができます。

またレイヤーを駆使すれば被写界深度的な表現も可能になり、写真的なぼかしがほしいときはこのぼかし(レンズ)が最適です。

コントロールパネルもこのぼかし(レンズ)だけ完全に別物です。

レンズ

ぼかし(移動)…

ぼかす方向を角度で指定して手ブレのような効果を得ることができます。

移動

ぼかし(強)

昨今の画面高解像度化によって普通のぼかしとまったく違いがわからない程度のぼかしが勝手に実行されます。

ぼかし(詳細)…

ポスタリゼーションのような色を省いたような効果を得ることができます。ぼかす部分とぼかさない部分をしきい値を参照に輪郭を検出している感じです。

モードをエッジにするとその輪郭のみを描画することも可能です。

ぼかしというよりはピクセレーション的なフィルターに思えます。

でも興味深い効果を得ることが可能です。

詳細

ぼかし(表面)…

なんとなくばかし(詳細)に似ている気がします。しきい値をさげて半径を上げていくと古ぼけた写真のような感じになっていきます。

表面

ぼかし(放射状)…

回転、もしくは放射状のぼかし効果を得ることができます。

右のインターフェイス部分マウスでドラッグすることでぼかしの中心点をなんとなく設定することが可能です。元の画像が出るわけではないので、あくまでなんとなくです。

このフィルター昔は非常に時間のかかる処理でマシンのベンチマークに使っていました。

放射状

平均

選択範囲の色の平均値で単色で塗りつぶします。

平均