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パスのオフセットを利用した有機的な表現

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パスのオフセットを利用した有機的な表現

有機的に接続する!

 オブジェクトとオブジェクトを有機的につなぐって手動で接続部分を描画するのが普通だと思いますが、これを自動で行う方法があります!

 パスのオフセット機能を利用しますが、これ若干機能というかバグ風な気もしないでもないです。

有機的接続のやり方

1.適当に丸をふたつ描きます。

まるふたつ

2.両方を選択した状態で複合パスに指定します。

 複合パスはオブジェクトメニュー>複合パス>作成でおこないます。

2.パスのオフセット指定します

 ここがちょっとポイントでオブジェクトメニューから進んではいけません。オブジェクトメニューでパスのオフセットを適用すると、適用した瞬間に指定した内容でパスが新たに描画されてしまいます。

 必ずアピアランスから行います。

 オフセットの内容は以下のようにします。

 角の形状はデフォルトのマイターからラウンドへ変更します。

3.もういちどパスのオフセット指定します

 もう一度そのままパスのオフセットをアピアランスから行います。

 2度目のオフセットを指定すると以下のようなアラートが表示されますが、臆することなく“新規効果を適用”をクリックします。

アピアランスパネルアラート

 2つ目のパスのオフセットは以下のように指定します。

 オフセットにはマイナスの値を入力します。

 このケースでは3.528mm外側へパスをずらして、2つ目のオフセットで全く同じ値でもとに戻した感じです。

オブジェクトを移動して接続具合を確認する

 複合パスに指定してあるので、選択ツールだと両方とも掴んでしまうのでダイレクト選択ツールを使って一方を掴みます。

 ある一定の距離までくると、むにょっと有機的に接続されると思います。

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Minoru Nitta
グラフィックデザイナー・フォトグラファー
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