デジタルカメラが、プロの間でも使われるようになって随分経ちます。
もうフィルム時代のワークフローもすっかり忘れてしまいました。
でも撮影の基本は何も変わっていませんし、写真がグラフィックデザインに影響する大きさも何ら変わっていません。
グラフィックデザインは常にその時代のテクノロジーに翻弄されます。
表現の幅もテクノロジーに比例して変化するわけですが、今の時代のグラフィックデザインの表現の幅を考えると、これはもう10年前とは比べ物にならないほど幅が広くなっています。
インパクトを生むビジュアル、そのビジュアルが伝えるメッセージ、進化のスピードがどんどん速くなっているのを感じます。
そのような状況の中、デザイナーが写真を勉強するというのは非常に意味のあることで、図柄の構成はもちろん、光と影の使い方、イメージがもたらすビジュアルとしてのメッセージ性、テクノロジーの限界など、さまざまなことが学べます。
果ては3Dグラフィックのテクニックにも共通部分が多くあります。
できれば一眼レフのカメラ、そしてストロボを使うことをすすめます。
ストロボを使うことによって意識的に絵作りをするようになっていきますし、3Dソフトの中でライトを設定するのと全く同じ作業であることに、すぐに気づくと思います。
-
デザイナーも積極的に写真撮影をしようの関連リンク