Photoshopを英語化する
Photoshopを英語にしたくなる理由
無料、有料を問わず海外にはたくさんのPhotoshopアクションが公開されています。Envato などには非常に高度なものがありますが、ここでひとつ問題が。
日本語の環境ではうまく動かないものが多いのです。と、いうのもアクションの命令の中にレイヤーの複製を作ったり、Photoshopの基本命令部分があると、Photoshopはその言語のデフォルトの名前で命令を実行しようとします。
例えば、スクリプトの中にレイヤーをあたらしく作る命令が含まれていたとします。日本語だと新しいレイヤー、英語だとNew Layerという名前でレイヤーが作成されます。そうするとこれ以降、スクリプトは新しく作ったレイヤーを見つけられなくなってしまいます。
Photoshopを英語化するには?
1 Creative Cloudで英語版をインストールする
Adobe Creative Cloudを起動して、環境設定で英語を選択する。
この方法で英語版のPhotoshopをインストールすることができますが、すべてのCCソフトウェアの言語が英語になってしまいます。あまり現実的な解決方法ではないかもしれません。すでにCCのアプリケーションがインストールされている場合はすべてインストールしなおしになります。
2 Photoshopの環境設定を見てみる
Photoshopの環境設定の中にインターフェイスという部分がありますが、実はここに表示言語という項目があります。以前のバージョンもそうだったのですが、どういうわけかプルダウンメニューの中には日本語しか存在しません。もしかしたらモジュールみたいなのがあるのかもしれませんね。いずれにしろCC2018-CC2020ではこのメニューは思ったように機能していません。
3 日本語のCC環境でPhotoshopだけを英語化する
自分はこの方法で英語化をしています。この方法はWindowsでもMacでも有効です。
Windowsの場合
/Photoshopがインストールされているディレクトリ/Locales/ja_JP/Support Files/tw10428_Photoshop_ja_JP.dat
このtw10428_Photoshop_ja_JP.dat が ある限りPhotoshopは日本語で起動しようとします。
そこでこのファイルの拡張子をtw10428_Photoshop_ja_JP.datbk
のように適当に書き換えてしまいます。
Macの場合
アプリケーション>Adobe Photoshop>Locales>ja_JP>Support Files>
と、すすんでtw10428_Photoshop_ja_jp.datの拡張子を変えるか、他のフォルダへ移動します。
これでPhotoshopを英語化できたと思います。
蛇足ですけど、少しずつレイヤーの作成なのどのアクションは言語に沿ったダイナミックなものになりつつあります。
言語依存にならないアクションも、もう一歩かもしれません。