シャープ 

シャープ

画像をシャープにするフィルターがまとまっています。ピクセル画像にフィルターを一回実行すると基本元の画像に戻ることはできません。フィルターを実行する前にオリジナルのレイヤーの複製をつくっておくか、レイヤーをスマートオブジェクトに変換しておくことをすすめます。

シャープフィルターを使うということは、もとの画像にピンボケや手ブレなどの問題があるというケースが多いと思います。できればあまり近寄りたくないメニューではあります。。。

アンシャープマスク...

隣接したピクセルのコントラストを相対的に強調していきコントラストを高めます。離接ピクセルの大きさが半径になり、しきい値がコントラストを上げるか、変化させないかを決める値です。全体のかかり具合を量で決定します。

アンシャープマスクは以前から、ピントのあまい写真の修正によく使われますが、ノイズも強調されてしまうので、あまり大きな値で使わないことが多いです。

シャープ

このメニューには特に設定画面がありません。インスタントにシャープさを上げる機能です。アンシャープマスクでうまく追い込めない場合は一回やってみるのもよいかもしれません。

シャープ(強)

 このメニューも特に設定画面がありません。インスタントに少し強めにシャープさを上げる機能です。シャープよりは強めにフィルターが実行されます。

シャープ(輪郭のみ)

 サンプルの写真があまりよくないのか、イマイチ違いがわかりませんが、被写体の輪郭を強調するシャープフィルターです。

スマートシャープ...

 暗部、明部、ノイズなどを切り分けて詳細にシャープ強調を行えます。設定内容が複雑になっていくので、プリセットして保存することも可能です。実際はこのスマートシャープの使用頻度が一番高いです。

ぶれの軽減...

非常にインテリジェントにブレを軽減します。ブレの方向を認識して、そのブレを収束させます。ブレの方向と大きさを手動で設定することも可能です。

ただし処理に長い時間がかかるケースが多いです。調節中もフリーズしたように処理がかかります。

この例ではぶれがおおきく修正されたものの、ノイズが大幅に強調されてしまっています。ノイズ除去の処理も必要になりますね。