トリムマーク(O)

 いわゆる日本でいうところのトンボです。関係ありませんが、版下は英語でFinal Artworkだったと思います。で、トンボがTrim Mark、トリムマークです。

 このトリムマーク作成メニュー、昔は別のところにあったり、無くなってしまったりしていたような気がしますが、CCでは効果の中で落ち着いているようです。

 アートボードが仕上がりのサイズという概念がキチンと定着してきたので必要なくなってきたのかもしれませんが、実際印刷用に入稿するときはまだトンボをつけてください、と言われることがあります。

 生成されるトリムマークの領域は選択ツールでオブジェクトをつかんだときに表示されるバウンディングボックスと同じになります。

 テキストオブジェクトがある場合、見た目と違った部分まで領域を占めていることがあるので注意が必要です。

 効果で生成されたトリムマークはベイクされていない状態で、アピアランスでみると効果として、オブジェクトに指定されていることがわかります。オブジェクトメニュー アピアランスを分割…でオブジェクトに変換することが可能です。

 ベイクされたトンボの線指定はレジストレーションカラーに自動的に指定されます。

 レジストレーションカラーは4色印刷を想定して、CMYKすべての値が100%になっている特別ば色です。通常CMYKの合計値が300%を超えると印刷することができなくなる可能性があるために、アートワークにレジストレーションカラーは使えません。

 トンボを自力で作成する場合はCMYKすべてに100%を設定するか、スウォッチパネルからレジストレーションカラーを選択して指定します。