Youtubeのロゴがヘン
Youtubeのロゴがヘン
毎日というか毎分見ている気がするYoutube。
我が家にはもはやテレビがありません。
おのおのが好きな動画サイトを観て楽しんでいますが、父である筆者が観ているのはYoutubeがほとんど。
多分妻はTverとYoutube。
で、そのYoutube今朝からなんだか様子が違う。
グラフィックデザインを30年くらいやっている筆者は一目瞭然なんですけど、サイトロゴが変わっている。
なんかブラック系の書体になっている。
筆者はLonoというハワイアンジュエリーの日本向けグラフィックデザインを長年担当しているので、ブラック系の書体には敏感です。
いわゆるゴシック系のひとたちに好まれる書体デザインで、古くは宗教の書物に多用されていた書体です。
書体といってもその昔は印刷技術が無いような状況なので字を書くのがうまい人が誰かに習った書体で一生懸命書いていたんだとは思いますが、いわゆるカリグラフィ系の書体になっています。
正式のロゴから変化している
よーく見ると一瞬は今まで通りの正式のYoutubeロゴが表示されて、アニメーションでブラックの書体に変化します。
その変化したロゴタイプをクリックすると、天才の筆遣いというバナー が表示されます。
そうすると、最近Youtubeがプッシュしている縦動画の手描き文字関連の動画のプレイリストが表示されます。
書道クリエイターというくくりで特集という感じになっているんですね。
正確にいうとロゴのタイプ部分が変化しているんですけど、実は普段から結構変化しています。
またYoutubeの親会社アルファベット傘下のGoogleも頻繁にロゴタイプを変化させます。
この手法はかつてPARCOがよくやっていた手法に似ています。
文字デザインを変えるという難しさ
文字デザイン部分をイラストなどどラスティックに変化させるのはまだ良いとして、違う書体で表現しようとするとブランディングに影響してしまう気がします。。
今回のブラックレターには非常に大きな違和感を感じました。
なにか大きなちぐはぐ感があります。
ブラックレターは現代のオーディエンスに対して視認性が低いので、ある程度知識がないと読むことはできないもののやはり文字は文字。
きっとDQN系のひとたちは好きだけど、TikTokとかがすきな若者たちはまったく響かないと思います。
このロゴの密かな暴れかたにいくら使ったのか知りませんけど、率直に言って失敗だと思いました。
残念。
それでもなんだか見やすくなった気がするYouTube
とは言いつつなんだかUIも刷新されている気がします。
そこまで細かく普段から気にしているわけではないので感覚なんですけど、少し見やすくなった気もしないでもないです。
つまり、結果はどうであれ事実筆者のように気づいてウェブサイトで記事にするやつもいるわけだし、なにか改善をしようとしている気概はたしかにあるわけです。
YouTubeほどの巨人になると少しの変化も大きな変化につながってしまう、それでも改善をしようというのはかなり勇気のあることだと思います。