紗とは生糸の織物の一種、透過性のある細い糸で荒く織り込まれた布のことをいいレンズに被せることで被写体が柔らかく撮影されることから、写真のイメージをソフトに仕上げることを、紗をかける と表現します。
今ではソフトレンズフィルター などもあり、布を使う必要はなくなりました。
カメラマンの中にはレンズに油を塗って光を拡散させ、ソフトにするテクニックを使うことも。
筆者的にはかすみ目になったような表現になるので、レンズに油を塗る方法はあまり好きではありません。
あとの掃除も大変だし。
現代ではPhotoshopというデジタル暗室があるので、ソフトにしたいときはPhotoshopで編集することがほとんどです。
Photoshopでも同様にイメージをソフトにしたいときは、“この写真は紗をかけよう”などと使えると思います。