フレームレートは映像の1秒間の間に表示される画像の数のことで理論的には数値が大きいほど滑らかな映像になる。
SD時代のフレームレート
SDはStandard Definitionの略で昔のブラウン管で観ていたテレビの解像度です。
ビデオ信号はアナログ信号で、日本ではアメリカのNTSC方式でテレビ放送が行われていました。
おのずとビデオカセットもSD NTSCで配給されていました。
NTSCの他にPAL、SECAMという方式があり、筆者が留学していたオーストラリアではPAL方式だったので、持ち帰ったビデオテープは日本で観ることができませんでした。
2011年にNTSCは廃止されました。
NTSC | PAL | SECAM | |
フレームレート | 29.97 | 25 | 25 |
現代のフレームレート
ハイビジョン化にともなう多様化とNTSC名残のインターレースまでが影響してかなりカオスなことになっています。
AVCHDというフォーマットに合わせておけば大抵のケースで問題は起きないと思います。
AVCHD | |
フレームレート | 60i / 50i / 24P |
それでも用途によってクライアントが要求してくる仕様が変化する可能性があるので、仕事の時は必ず確認するようにしましょう。
いまのところテレビの仕事のときは30P、つまり1秒間30フレームインターレースなし(ノンドロップ)で納品していますが、問題はおきていません。
AfterEffectsでは以下のようにフレームレートを設定することが可能です。
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