死滅してしまうのか、LightWave3D
NewTek社から長年発売されているLightWave 3D、もともとは同社が開発・販売していたVideoToasterというビデオソリューションの一部として開発されたものでした。発売当時は神奈川県藤沢市にあるメメックスというコンピューターショップで輸入・販売が行われていました。WindowsもMacもまだまだ勢力を広げている最中だった当時、もうひとつの勢力AMIGAというコンピューターがありました。VideoToasterはそのAMIGAをホストコンピューターとしたシステムで、LightWaveもAMIGAのみで使うことができました。
当時3DCGは大型ワークステーションで制作するもので非常に高価なものでしたが、その勢力図をパーソナルコンピューターの世界まで広げたのがこのLightWaveでした。
そんなLightWave 3D 1.0、2.0のマニュアルを翻訳し、さらにLightWave 3Dの参考書、突撃!!3Dグラフィック―LightWave3D(1997年) 活用ドリルに共著させていただき、新田(父)にとっては非常に思い出深いソフトウェアです。
時は2021年になり、すっかり業界での影が薄くなってしまっているLightWave 3D、なにがいけなかったのか?
それでも毎年アップデートを重ね、2021年現在ではLightWave 2020という名前で一応最新の状態でリリースされ続けています。
最新のLightWave 3D
とある案件がきっかけで、最新バージョンのライセンスを購入しました。
Blenderへ移行する覚悟でしたが、やはり自分の家の庭のようなLightWaveを久しぶりに使ってみてその使いやすさを実感することになりました。
ワークフロー
モデリングを行うModeler、レンダリングアニメーションを行うLayoutの2つのアプリケーションで構成されているLightWaveのワークフロー、古さを感じさせますが、実はこれが使いやすい。
インターフェイス
OSを完全無視したインターフェイス。AMIGA時代からの伝統です。ボタンと制御パネルが主なインターフェイス。メインメニューなんてありません。