よく、とりあえずデザインしてというクライアントがいます。
それはグラフィックデザインにはありえないことです、なぜかと言うととりあえずではグラフィックデザインを行えないからです。
基礎的な情報がないとデザインはできません。
デザインは伝達のための技術なので伝達する内容がないとデザインそのものが存在すらできないからです。
反面、アートは何かというと、表現したい人が好き勝手に行う行動です。
それは視覚的なものに関わらず、聴覚、味覚、触覚、臭覚すべての感覚に訴えるあらゆる身勝手な表現が含まれますが、すべてが許されるのがアートです。
グラフィックデザインは自由自在な表現は許されません。
常にクライアントの意向に沿わないといけません。
自由自在の表現、それがアートです。