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オフカメラストロボ

オフカメラストロボって?

 この写真、実は晴天の中撮影しました、でも曇天に見えますよね。

 オリジナルは mohawk.tokyo にあります。

 本当に曇天だったらもう一声迫力のある写真になったかもしれません。

 このような演出ができるのはストロボのおかげです。

 でもいわゆるカメラの上につけるオンカメラストロボでは光量、影の出し方、光の方向をここまで調節することはできません。

 これオフカメラストロボと呼ばれる自由にストロボの位置を設置する方法で実現した表現です。

 スタジオでは当たり前な撮影の仕方で、キーライトというメインのライトを設定したらフィルライトという影を消していくストロボを設置していきます。

 そう、これって結構CGを作るプロセスに似ています。

 筆者のキャリアはグラフィックデザイン>CG>写真と広がっていきましたが、つくづく CGと写真の考え方は非常によく似ていると思います。

 でもイメージを得るために写真の場合はボタンを押すだけなので写真のほうが圧倒的に楽ですけど。

 ちなみにこの写真のモデルは湘南地区で波乗りをしていて知らない人がいたらモグリと言われるくらい有名な人物で、バンドテストライダースのヴォーカルであってワタクシの高校の先輩で、かつての出向先の役員であらせられるところのトシさんです。

どんな機材が必要なのか?

 ストロボシステムはもっぱらProfoto 一本やりです。

 その理由はコストパフォーマンス。

 ストロボで大事なのはその耐久性、何回も発光させても安定して同じ結果を得ることができる、それとディフューザーなどライトモディファイアーのバリエーションでしょうか。

 最高峰といえば無論broncolor 。でも高いんです、イチイチ、なんでも。

 7割がデザイン、3割が写真という筆者のタスクバランスだとProfoto がちょうどいいです。

出力が大きいほどイイに決まってます

 ストロボの出力大きさはW(ワット数)で決まります。

 Profotoのバッテリー駆動のストロボは250Wか500Wかを選択することが可能です。筆者の場合、購入当時500Wのモデルが存在しなく所有しているのは250Wのモデルですが、今初めて購入するとしたら迷わず500Wを選んだと思います。

 ストロボは大は小を兼ねる法則が当てはまります。

 光量が足りなければ感度をあげなければなりません、感度を上げたらノイズが増えます、撮影後の苦労が増えます。

ページトップの写真撮影のコツ

 これ意外に簡単です。まずストロボなしで撮影して背景に注目します。

 環境光でどんな明るさで環境が撮影できるかを決定します。

 ページトップの写真は晴天が曇天に見えるほど絞りもシャッタースピードも高い値ですので当然被写体は真っ暗になります。

 あとは暗い部分をストロボで補うだけです。ページトップの写真であればストロボは一灯で十分です。モディファイアはビューティディッシュ を使いました。

 一つ欲を言うとすればカメラはレンズシャッターのハッセルブラッド なら非常に簡単に撮影できるということです。

 ストロボ撮影時のシャッタースピードが何でもOKというのがその理由です。

 ハッセルのカメラはこれまた高いです。

 とは、言っても最高峰ではありません。上には上がいます。例えばPhase One 。なんとボディの価格は600万くらいです。。。

 ハッセルブラッドにはセンサーサイズが大きいという、もうひとつの大きなアドバンテージがあります。

 中判といわれるサイズですが、35mmより大きなセンサーサイズを中判と呼ぶで良いと思います。スペック表をよく見ると中判カメラと言われるカメラでも機種によって微妙にセンサーサイズが異なります。

 自分が使っているハッセルブラッドのHシリースは53.4×40.0mm、Xシリーズは44×33mmです。

 センサーサイズが大きいと何が良いのか?

 光学的に受け取ることのできる像の大きさが大きいのでデジタイズする元のアナログ情報の量が多いということになり、結果撮影結果の品質が上がると理解すれば良いと思います。

 ここでいう情報とは光の変化や影の中のディテールなどです。

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