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ゲームエンジンが実現する新しい表現

まずはYoutubeのUnreal Engine チャンネルで公開されている動画を見てください。

CG?
ホンモノ?

 もうどれが実際に撮影されたものか、その場でレンダリングされているCGかわからないレベルになっています。

 なんとなく髪の毛が微妙なのがCGで、髪の毛に違和感のないものが実際に撮影したもののような気がしますが、あんまり自信ありません。

テクノロジーの進歩と切り離せないデザインの表現

 デザインができる表現は常にその時代のテクノロジーに左右されます。古くは石碑などに記録する技術。印刷という技術が発明され、その印刷技術も進化していき、昨今ではスクリーン用にデザインすることが大幅に増えました。

 リアルタイムで表現できることが増えると、デザインでも貪欲にそういった技術を表現の中に取り込んでいくべきです。

 たとえば商品パッケージのデザインを提案するときに今までは実際のパッケージを工作してプレゼンしていましたが、スクリーン上に再現できればクライアントの目の前で即座に色やデザインを編集することも可能です。

Unreal Engine 5

 matrixのゲームはUnreal Engine 5 というゲームエンジンが使われています。Unreal Engineのデモを見ると、建築、自動車、映画など様々な業界がその技術を利用していることも見ることができます。

 このエンジンはゲームエンジンという位置づけになっていますが、実は現実の世界を色々とシミュレーションするエンジンで、決してゲームだけのものではないということがよく理解できます。

 規模によって価格が変動するのも、Unreal Engineの特徴で学ぶだけならまったくお金がかかりません。基本全部タダです。

街を行き来する人や車はインスタンス

 歩いている人々や、行き来する車はどうやらインスタンスとして処理されているようです。インスタンスとは一定の形や動きを数値化して、その数値を変動させることでバリエーションや数などをダイナミックに変化させる手法です。

 つまり人の数、車の数などを数値で制御することで閑散とした街にしたり、にぎやかな街にすることが可能になります。

3D
Rendered

思うこと

 この技術がどんどん進んでいくと、消費者側はホンモノ、偽物を判断することができないまま日々を過ごしていくことになります。それが幸せか不幸せかは排出する側の道徳に頼るしかないことになります。

 なんだか物事に対して非常に懐疑的な人間になってしまうような気がしますが、デザイン制作という観点で見ると歓迎すべきことではあると思います。

 シミュレーションレベルで高度な結果を得られるということは直接的なコスト削減だけではなく、表現の幅を大きく広げることができるように思えます。

 ありえない状況を限りなくリアルに再現するとか。。。

 うーん、今度はUnreal Engineを勉強しないといけなさそう。。。

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